プロジェクト研究の様子をのぞいてみよう!

1年生から、エレクトロニクスやコンピュータ作りに親しんでもらう科目です。


 電子工学科に入学しても、これから学ぶ学習内容について、まず親しみを持ってもらうことが大切です。
 そこで、電子工学科の学習内容に関連するテーマについて、教員の指導のもとで、研究テーマを決めてグループごとに製作実習を行います。


 研究風景は、始まり次第載せます。


プロジェクト研究T(1年生春セメスター)の内容例

授業の概要
初めての電子工学の勉強を、電子回路キットの組立で楽しみながらスタートし、その後系統的に一つ一つ具体的回路の動作原理を実験により納得できるまで解明する。原理に対する理解を深めて、自信と洞察力を養う。
各種電子パーツの使い方、電子回路の見方や考え方、オシロスコ−プの使い方などエレクトロニクスを理解するための基礎力を、実際に電子製作や実験を体験することによって習得する。

授業計画
テーマ
内 容
第1回目
電子製作の基礎知識 ・電子パーツ、回路図、プリント基板、テスター、実習
第2回目
電子ピアノの組立 ・発振周波数と音階、キー入力とダイオードマトリックス
第3回目
・演奏とRAMの利用、レポート作成
第4回目
LEDフラッシャの組立 ・LEDの電圧・電流特性、トランジスタのスイッチング
第5回目
・時定数回路、クランプ回路、レポート作成
第6回目
電子びっくり箱の組立 ・発振条件、逆位相、昇圧回路
第7回目
・レポート作成
第8回目
増幅器の製作と実験 ・実験に便利な汎用プリント基板を用いて低周波発振器を製作する。
第9回目
・トランジスタの直流的な特性、電流増幅度、バイアス動作点
第10回目
・交流負荷直線、レポート作成
第11回目
発振器の製作と実験 ・汎用プリント基板を用いて低周波発振器を製作する。
第12回目
・ウイーンブリッジ形発振器の動作原理の解明
第13回目
・レポート作成
第14回目
パルス回路の製作と実験 ・汎用プリント基板にてアステーブルマルチバイブレータを製作
第15回目
・発振周波数とパルス幅、波形観測、レポート作成

授業の概要
最近のパソコンの普及には目を見張るものがある。電子工学科の学生としては、単に、パソコンをブラックボックスと考えその表面的な操作に慣れればいいと言うものではなく、そのハードウエア、OS等の仕組みをある程度理解おかなければならない。本講では、パソコン(AT互換機)を実際に組み立て、OS(WINDOWS95)をインストールすることにより、パソコンの内部の構造及び動作原理を理解することを主眼とする。さらに、ワードプロセッサなどの代表的アプリケーションソフトをインストールし、その使い方を習得する。

授業計画
テーマ
内 容
第1回目
パソコンの歴史 パソコン技術発展の経過を概観する
第2回目
第2回〜第5回: パソコンの内部構造と動作原理  輪講形式で、パソコンの内部構造(どんな部品で出来ているか)及び動作原理(どの部品がどのような働きを担っているか)を学ぶ。
第3回目
第4回目
第5回目
第6回目
第6回〜第8回: パソコン(AT互換機)の製作 部品の調達
組み立て工程の検討
組立と動作確認
第7回目
第8回目
第9回目
第9回〜第13回: ソフトウエアのインストールとその使い方 OS(WINDOWS95)のインストール
OSの操作の練習
アプリケーションソフトのインストール
ブラインドタッチによるタイプ入力のトレーニング
ワープロソフトの習得
第10回目
第11回目
第12回目
第13回目
第14回目
第14回〜第15回: まとめ これまで学んで来たことの記録をワープロを使ってレポートにまとめる
第15回目

授業の概要
電子工作を体験することによって
 ・電子工学を楽しむ
 ・エレクトロニクスの実体イメージを形成する
 ・論理よりも実習を優先する
 ・論理に対する問題意識を発揚し,学科受講態度を高揚する
 ・電子部品,配置配線,計測測定等電子実務常識を体得する
授業の概要
遊びながら学べる子供の理科教育用教材であるレゴとモーターを組み合わせ、コンピュータと接続してその動作を確認する。自分で考えたプログラムでロボットを自由に動かせるようになることは、コンピュータの使い方を学ぶとともにメカトロニクスの勉強にもなり、技術の面白さを知ってもらうことは電子工学をより深く学ぶことに役立つものと思われる。
教材は、MindStorm マックセットBを使用。
2人1組で行う。

プロジェクト研究U(1年生秋セメスター)の内容例

授業の概要
初めての電子工学の勉強を、電子回路キットの組立で楽しみながらスタートし、その後系統的に一つ一つ具体的回路の動作原理を実験により納得できるまで解明する。原理に対する理解を深めて、自信と洞察力を養う。
各種電子パーツの使い方、電子回路の見方や考え方、オシロスコ−プの使い方などエレクトロニクスを理解するための基礎力を、実際に電子製作や実験を体験することによって習得する。
プロジェクトUは基礎的なディジタル回路についてICを用いて実験する。

授業計画
テーマ
内 容
第1回目
AND・OR・NOT回路の実験 AND回路 OR回路 NOT回路 真理値表 タイムチャート
第2回目
NAND・NOR・EX-OR回路の実験 NAND回路 NOR回路 EX-OR回路 論理図記号
第3回目
NAND・NORからNOTへの変換 NANDからNOTへの変換 NORからNOTへの変換 二重反転
第4回目
ド・モルガンの定理 論理和の否定の実験 論理積の否定の実験
第5回目
Diによる多数決回路の実験 論理の文章記述 論理式表現 論理式の簡単化 カルノー図
第6回目
ICによる多数決回路の実験 図記号と電気回路 電圧反転記号
第7回目
記憶回路の組立と実験 NANDによるフリップフロップ チャタリング 防止回路
第8回目
クロック回路の実験 クロック発生回路 発振周波数 パルスの極性
第9回目
JKフリップフロップの実験 JKフリップフロップ セット状態 リセット状態 記憶状態 反転状態
第10回目
16進カウンタの実験 16進法カウンタ アップカウンタ ダウンカウンタ
第11回目
半加算回路の組立と実験 半加算回路 EX-OR回路
第12回目
全加算回路の組立と実験 全加算回路 桁上げ
第13回目
10進−2進エンコーダ 10進−2進エンコーダ ストローブ 回路の簡単化
第14回目
早押し判定回路の組立と実験 早押し判定回路の動作原理
第15回目
1位2位判定回路の実験 1位2位判定回路の動作原理


 

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