玉川大学出版部の本


アメリカ「愛国」報道の軌跡 -9・11後のジャーナリズム-

永島啓一(NHK放送文化研究所主任研究員・玉川大学非常勤講師)著

四六判並製・256頁
定価 :1,890円(税込)
発行年月 :2005年11月
ISBN :ISBN4-472-30289-6 C0036
ジャンル :社会・文化

2001年9月11日にアメリカを襲ったテロは、言論の自由を担うメディア・ジャーナリズムをも直撃した。アメリカ・ジャーナリズム伝統の客観報道は「愛国主義」に沿った「愛国」報道をよぎなくされ、この傾向はイラク戦争でさらに顕著となったのである。9・11以降のテレビ報道を検証し、アメリカという国の「原理」を探究する。

主な目次

 はじめに

第1章 9・11と「愛国」報道
 1 9・11とは何だったのか
 2 「愛国」報道の軌跡
 3 アメリカは変わったか
第2章 イラク戦争とテレビ報道
 1 アメリカのテレビは「開戦」をどう伝えたか
 2 戦争報道の視点
 3 イラク戦争とは何だったのか
第3章 戦争とアメリカ・ジャーナリズム
 1 戦争の記憶
 2 「正義の戦争」論のゆくえ
 3 アメリカ・ジャーナリズムと世論
第4章 アメリカという国の「原理」
 1 「アメリカ的価値観」とは何か
 2 大統領の言葉
 3 アメリカが語る「自由」「正義」「民主主義」
第5章「アメリカ帝国論」の背景
 1 「キリスト教国」アメリカ
 2 「アメリカ帝国論」の系譜
 3 世界のなかの「アメリカ的価値観」
 4 9・11とイラク戦争を超えて

  注
 あとがき

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