玉川大学出版部の本


<高等教育シリーズ103>
大学授業のフィールドワーク −京都大学公開実験授業−

京都大学高等教育教授システム開発センター編

A5判並製・224頁
定価 品切・オンデマンド対応
発行年月 :2001年3月
ISBN :ISBN4-472-40242-4 C3037
ジャンル :高等教育

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大学で教え学ぶとは、どういうことなのか。教師と学生はどのような相互作用をしているのか。授業実践、授業研究、相互研究の意味合いをもつ長期にわたる公開実験授業をとおして、教授法や学習のあり方を根本から問い直す。授業改善を目標にして、授業過程を克明に観察・記録、分析した報告を含む大学教育実践の本格的研究。

主な目次

 はじめに-大学授業の実践的研究をめざして(荻野文丸)
  序章 大学授業のフィールドワーク(田中毎実)

第I部 公開実験授業は何であったか
  第1章 相互行為としての授業
   第1節 相互行為としての授業-公開実験授業における相互行為の構造(大山泰宏)
   第2節 「曖昧な」受講生の立場から(小野文生)
   第3節 公開実験授業における相互性と教授法開発-第1章へのコメント(井下理)
  第2章 探索としての実験授業
   第1節 授業観察事始め-授業というフィールドワークにおける本格的な行動研究をめざして(米谷淳)
   第2節 授業過程の評価指標としての学生の「顔上げ」行動(溝上慎一・水間玲子)
   第3節 大学授業における教授者と学生の相互作用-教授者の「ノリ」に注目して(神藤貴昭・尾崎仁美)
   第4節 椅子の上のドラマ-第2章へのコメント(山地弘起)
  第3章 FDとしての公開授業
   第1節 公開実験授業検討会-その構造(石村雅雄・大山泰宏)
   第2節 教科教育法の立場から参観した「公開実験授業」-第3章へのコメント(藤林富郎)

第II部 大学授業の実践的研究のために
  第4章 大学授業の研究と実践
   第1節 教養教育というバトルフィールド(矢野裕俊)
   第2節 再論:教育学を研究することと教えることをめぐって(鳥光美緒子)
   第3節 「教育と研究」から「教育の研究」へ(川嶋太津夫)
  第5章 大学授業の実践的研究(田中毎実)

  参考文献

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