玉川大学出版部の本


個性と才能をみつける総合学習モデル

J.S.レンズーリ(コネティカット大学教育学大学院教授、才能教育センター所長、国立英才・才能教育研究所所長)著
松村暢隆(関西大学文学部教授)訳

A5判並製・196頁
定価 :2,940円(税込)
発行年月 :2001年8月
ISBN :ISBN4-472-40257-2 C3037
ジャンル :初等・中等教育

子どもとは多様なものなのだから、学習方法も多様であるべきである。ゆえに、これからの学校教育に求められることは、すべての子どもの多様な能力・興味をみつけ、個に応じた授業を展開することだろう。その実現をめざす教員のために、アメリカで提唱されたSEM(Schoolwide Enrichment Model)と呼ばれる学習モデルの理論的概要と手順を紹介する。

主な目次

日本語版への序文
序 文

  I 個性と才能をみつけるSEMの全貌
1章 SEMは学校を変える
   1 学校教育を良くするための実験場
   2 すべての子どもの才能を伸ばす
   3 SEMがめざすもの
2章 SEMとはなにか
   1 学校の構成
   2 指導実施の構成要素
3章 子どもの潜在能力を伸ばす-拡充三つ組モデル
   1 拡充三つ組モデルの特徴
   2 三つのタイプの拡充
4章 学校教育を変えるための提言
   1 全校拡充と教育改革
   2 学校改善の三つのカギとなる要素
   3 学校改善の緩やかで漸進的に変化する(だが現実的な)方法
   4 学校改善の方法をどうやって始めるか
   5 そこには私にとって何があるか?
SEMについてのQ&A(パーセルとの共同執筆)

  II 子どもの興味を生かす学習の時間-拡充クラスターの実際
      (ジェントリー、リース、モラン、ウォーレンとの共同執筆)
5章 拡充クラスターとは?
   1 すべての子どもの拡充の機会
   2 本物の学習
   3 拡充クラスターの背景
6章 子どもの興味をみつける-拡充クラスターの実施方法I
   1 子どもとスタッフの興味をみつける-ステップ1
   2 時間割を組む-ステップ2
   3 クラスターを実施するスタッフを配置する-ステップ3
7章 スタッフ運営のポイント-拡充クラスターの実施方法II
   1 スタッフのオリエンテーションを行う-ステップ4
   2 興味のあるクラスターに子どもを配置して登録する-ステップ5
   3 コース終了を記念する-ステップ6
8章 プログラムを評価する
   1 保護者・子ども・担当者による評価
   2 研究の結果
拡充クラスターQ&A

解説 アメリカの才能教育・伸長とSEMの展開(松村暢隆)

訳者あとがき
著書リスト
参考文献
索 引

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