玉川大学出版部の本


<高等教育シリーズ115>
大学評価ハンドブック

A.I. フローインスティン(オランダ大学協会コンサルタント・アドバイザー)著
米澤彰純(大学評価・学位授与機構助教授)・福留東土(日本学術振興会特別研究員/広島大学大学院博士課程後期)訳

A5判並製・200頁
定価 :3,360円(税込)
発行年月 :2002年9月
ISBN :ISBN4-472-40271-8 C3037
ジャンル :高等教育

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大学の「品質」はいかに評価するか。本書は、大学改革ないし品質改善を進めるための評価、という評価システムの設計思想によって、各国高等教育関係者の支持を集めたのである。大学や政府との実際の対話から発せられた、実践的かつ具体的な提言は、日本においても、大学評価を行う者にとって不可欠と言えよう。

主な目次

序文
用語解説

第1章 高等教育の品質評価に対する新しい関心
  1.1 なぜ質に対してこれほど多くの関心が払われているのか?
  1.2 自律性と品質保証: 同じコインの表と裏
  1.3 なぜ外部による品質保証なのか?
  1.4 質とは何か?
  1.5 質は測定することができるか? パフォーマンス・インディケータの役割とは何か?
  1.6 機関評価かプログラム評価か?
  1.7 教育・学習と研究とは車の両輪か?
  1.8 財政との関連
  1.9 横断的・比較的アプローチ
  1.10 政府と高等教育機関:EQAにおける敵対者か同盟者か?
  1.11 改善とアカウンタビリティの狭間で
  1.12 EQAシステムの基本原理
  1.13 結論

第2章 EQAシステムを設計する
  2.1 評価機関の役割
  2.2 学部・学科をどう納得させるか?
  2.3 内部の品質管理
  2.4 EQAの基盤としての自己評価
  2.5 評価委員会
  2.6 評価委員会の報告書
  2.7 EQAのフォローアップ
  2.8 誰が管理者を管理するのか?
  2.9 学生と品質評価

第3章 自己評価のガイドライン
  3.1 自己評価の目的
  3.2 内部評価へのアプローチ
  3.3 自己評価報告書のあり方
  3.4 自己評価報告書のチェックリスト
  3.5 結論

第4章 評価委員会のガイドライン
  4.1 評価委員会
  4.2 実地訪問の準備
  4.3 委員会の初回会議
  4.4 評価委員会は何を目指しているのか?
  4.5 実地訪問のプログラム
  4.6 報告書
  4.7 結論

第5章 ヨーロッパ・レベルのEQA
  5.1 ヨーロッパにおける外部による品質評価
  5.2 国際的なプログラム評価
  5.3 ヨーロッパの品質評価に関する諸理念
  5.4 ヨーロッパ・レベルのEQAに向けて

巻末資料
  1 オランダの大学システムの概略
  2 学部報告書のフォーマット
  3 評価委員会のチェックリスト
  4 最終報告書のフォーマット
  5 カリキュラムのフォーマット
  6 学部評価のアプローチ
  7 オランダの大学の研究に対するEQAシステムの概要

参考文献
文献解題
訳者あとがき

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