玉川大学出版部の本


<高等教育シリーズ116>
大学政策 改革への軌跡

黒羽亮一(常磐大学教授)著

A5判並製・296頁
定価 品切・オンデマンド対応
発行年月 :2002年10月
ISBN :ISBN4-472-40272-6 C3037
ジャンル :高等教育

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1960年代後半以降の国立大学の低迷を受けて、国の大学政策はその回復を求めて強化され続けたが、必ずしも成功せずに、「法人化」という新たな段階に入った。その過程を東大・京大の紛争、筑波大学設置の試み、臨教審・大学審答申による改革等、トピックを通して描いたユニークな大学評論。

主な目次

はじめに

一章 大学管理法騒動
二章 大学紛争と臨時大学立法
  1 総括されない大学紛争
  2 東大紛争の経過(昭和四三−四四年)
  3 発端から入試中止まで
  4 政府の筋書を推理する
  5 表に出る教員の相剋
  6 臨時大学立法
  7 紛争までの内外学生運動の状況
  8 紛争後の暴力主義活動
  9 京都大学の長期紛争
三章 新構想大学
  1 東京教育大から筑波大に
  2 筑波大学創設のオーラル・ヒストリー
  3 師範教育史から見た総括
四章 臨時教育審議会の役割
  1 臨教審の設置
  2 自由化論争の顛末
  3 高等教育とその環境の改革
  4 生涯学習社会の構築
  5 政策官庁化の課題
五章 大学大衆化への軌跡
  1 私学の活力と政策のからみから見る
  2 大学立地政策の観点から見る
  3 学部名の多種類時代
  4 政策研究としての学部名多種類化時代の追及
  5 改めて教養重視となったが

あとがき-「国立大学法人像について」への共感と批判

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