玉川大学出版部の本


<玉川大学教職専門シリーズ>
授業のデザイン

山口榮一(玉川大学教授)著

A5判並製・208頁
定価 :1,995円(税込)
発行年月 :2005年4月
ISBN :ISBN4-472-40322-6 C3037
ジャンル :初等・中等教育

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授業はどのように計画すればいいのだろうか。授業を計画し、実行し、評価する流れを、システムとしてとらえる発想からの授業論。学習者がむりなく、むだなく、楽しく学べるように、教師が学習者と積極的にかかわり、教育活動を意図的、計画的に働きかけるプログラムとしてデザインする方法と技術を、具体例を上げ詳述する。

主な目次

 はじめに

1章 デザインとインストラクション
  1 教師に求められる3つの知識
  2 授業のデザインとは
  3 教育改革のスローガンと授業のデザイン
  4 技としてのインストラクション
  5 授業のデザインと「一斉授業」という制度

2章 システム化の発想と教育活動
  1 システムとして授業を考える
  2 授業デザインの概略
  3 方法重視と目標の重視

3章 授業の目標を設定する前に
  1 目標を疑え
  2 「創造性」は目標か
  3 「知識」は誤解されている
  4 目標を明確にし、その妥当性を吟味せよ

4章 授業の評価
  1 学習指導と評価
  2 集団準拠測定と目標準拠測定
  3 授業の効果を確かめる
  4 学習者による評価
  5 ポートフォリオ評価

5章 目標の分類とテストの作成
  1 授業目標の分類
  2 客観テストと論文体テスト
  3 客観テストの作成
  4 さまざまな観察用具

6章 個別指導プログラムと学習理論
  1 個別指導プログラム
  2 ティーチングマシンと直線型プログラム
  3 枝分かれ型プログラム
  4 知的CAI

7章 学習者のつまずきと理解
  1 話がわかるということ
  2 学習者の知識を調べる
  3 アナロジーの役割
  4 モデルは教えられるか

8章 集団指導と指導案
  1 社会的学習理論と「共に学ぶ」こと
  2 一斉指導の問い直し
  3 学習指導案
  4 協同で探究する授業のデザイン

9章 教材を作る
  1 教材開発はアートである
  2 挑戦とゆさぶり
  3 学習者がよく知っている世界とつなげる
  4 ポイントを焦点化する
  5 視覚化する、操作化する
  6 私たちとのつながりを示唆する
 
10章 「学習困難」を理解する
  1 「学習不振」から「学習困難」へ
  2 能力と脳力
  3 診断とディスレクシア
  4 LDと教育方法

  索引


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