玉川大学出版部の本


<高等教育シリーズ140>
授業評価活用ハンドブック

山地弘起(メディア教育開発センター助教授)編著

A5判並製・216頁
定価 :3,570円(税込)
発行年月 :2007年4月
ISBN :ISBN978-4-472-40337-8 C3037
ジャンル :高等教育

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授業改善のためのフィードバック情報として、また、教育効果を示すアカウンタビリティのツールとしてほとんどの大学で行われている学生による授業評価。その歴史と役割・機能や、アンケート・質問票の作り方、評価を授業に生かす方法など、授業評価のすべてを概観するのに最適な手引き書。導入・実施に当たってのQ&A付。

主な目次

第I部 基礎編
1章 授業評価の発想と歴史
1 学生による授業評価という発想
2 アメリカの授業評価前史
3 授業評価の歴史的展開
4 今日への示唆
コラム 日本での授業評価の歴史

2章 授業評価の諸機能
1 授業評価の導入で教育は改善されるのか
2 授業評価の5つの機能
3 授業評価を活かすしくみの重要性
コラム 後輩のための授業評価−ハーバード大学の教育大学院の例
The POD Network〜ファカルティ・ディベロッパーの集い

3章 授業評価と学習促進の連動
1 学生と授業評価
2 社会背景と学習観の変化
3 学生にとっての授業空間
4 「学生による授業評価」からFDへ
5 授業評価を糸口としたパートナーシップへ
コラム 学習スタイル
基礎になる言語力

4章 授業評価とアカウンタビリティ
1 アカウンタビリティとは
2 大学評価と授業評価
3 誰のためのアカウンタビリティ
4 授業評価によっていかに自己表現するか

第II部 実践編

5章 授業評価アンケートの作成
1 授業評価アンケートとは
2 授業評価アンケートとテスト理論
3 評価観点を決める
4 質問項目を作る
5 回答方式を決める
6 調査用紙を作る
7 調査を実施する
コラム 授業評価アンケートの項目プール

6章 授業評価アンケートの整理
1 項目ごとの分析
2 評価観点ごとの分析
3 項目の精選
4 評定平均値の読み方
5 評定平均値にバイアスを与える要因
6 自由記述の解釈
コラム 「因子分析」とは

7章 授業評価アンケート項目の特徴を探る
1 実践的妥当化を目指して
2 評定平均値の特徴を探る
3 相関分析に見る項目の特徴
4 項目評定平均値と自由記述
コラム 授業評価支援システム−REAS for Class−の開発
授業評価とインターネット

8章 授業比較で授業評価
1 授業の比較と開発
2 自分の授業を比較する
3 異なる授業者と比較する
4 マークシートによる毎回の授業調査
5 学生と意見交換「大福帳」
コラム 研究室(PCとスキャナ)でマークシート

9章 授業力の向上に向けて
1 授業活動の記録と保存
2 授業改善は一人でなく仲間と
3 授業評価調査の結果を学生と共有
4 授業評価を授業開発につなげるポイント

Q&A
  授業評価の導入に際して
  授業評価の実施に際して
  授業評価の解釈に際して


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