玉川大学出版部の本


<高等教育シリーズ146>
変貌する日本の大学教授職

有本章(比治山大学高等教育研究所所長・教授)編著

A5判並製・368頁
定価 :6,300円(税込)
発行年月 :2008年12月
ISBN :978-4-472-40381-1 C3037
ジャンル :高等教育

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グローバル化、市場化、知識社会化の進行に伴い、大学教授職は、学問的生産性や人材育成の役割をより強化することが社会から要請されている。知の再構築と呼応して大学改革が行われた激動の15年間に大学教授職はどのような変貌を遂げたのか。学問の府から知の企業体へと大学が舵を切るなかでの新しい大学教授職像を分析。

主な目次

はしがき
序章 日本の大学教授職――過去と現在  有本 章
はじめに/1 研究の視点/2 社会変化と大学変革―社会との関係/3 社会変化と大学改革―政府との関係/4 大学との関係/5 学問分野との関係/6 大学教授職の変化/7 調査の方法/まとめ

第I部 環境変化
   1章 高等教育政策と大学教授職の変貌  加野 芳正
はじめに/1 「教育革命」の流れ/2 「教育革命」の大道具/3 任期制の導入/4 GPの誕生と拡大/おわりに
   2章 流動性              山野井 敦徳
はじめに/1 流動性の概念と関連研究の展開/2流動性の分析枠組みと調整次元/3 構造改革期における流動性の検証/まとめ
   3章 大学ファンディング  阿曽沼 明裕
はじめに/1 機関補助と個別補助/2 1992年以前/3 1990年代/4 2000年代/5 私立大学を巡る状況/6 カーネギー調査に見る競争的資金拡大の影響/まとめ
   4章 学生観――大衆化への対応     小方 直幸
はじめに/1 高等教育の適正規模/2 学力・能力・学習態度観/3 授業観/まとめ
   5章 ジェンダー・バイアス――女性教員の何が変化したのか 木本 尚美
はじめに/1 教員のプロフィール/2 教員の役割/3 大学という職場/まとめ

第II部 大学組織と生活
   6章 管理運営             藤村 正司
1 潜在化していた問題/2 教員からみた管理運営の現実/3 仕事満足度と離職性行/4 管理された大学
   7章 研究費の配分           浦田 広朗
はじめに/1 大学の研究費の特徴と大学間での配分/2 研究費の変化の中での大学教授職/まとめ
   8章 労働条件             南部 広孝
はじめに/1 経済的・物的条件/2 教育研究の環境/3 仕事の満足度/まとめ
   9章 生活時間             長谷川 祐介
はじめに/1 本章で用いる分析データ/2 仕事に関わる生活時間の変化―全体的傾向/3 各領域別にみた生活時間の変化/4 大学教員間の生活時間の違い/おわりに
   10章 給与・収入           天野 智水
はじめに/1 大学教員収入に関する変化概観/2 総収入の異なるグループ間の特性比較/3 給与の規定要因/まとめ
   11章 ストレス            西本 裕輝
はじめに/1 ストレスは増しているか/2 ストレスの規定要因分析/3 ストレスの規定要因の経年比較/まとめ

第III部 学問的生産性と評価
   12章 研究生産性           大膳 司
はじめに/1 研究業績量の時間別・専門分野別変化/2 研究論文数と規定要因との関連性/3 研究論文数の規定要因/まとめ
   13章 研究と教育の葛藤        福留 東土
はじめに/1 教育志向と研究志向/2 教育活動と研究活動の実態/3 大学教員の帰属意識の変化/4 大学院での養成過程/おわりに
   14章 評価              村澤 昌崇
はじめに/1 評価の浸透状況/2 評価のインパクト/おわりに
第W部 社会への影響
   15章 国際化             黄 福涛
はじめに/1 国際的な学術活動に関わっている程度/2 所属大学における国際活動に関わっている程度/3 国際交流に関する意見/おわりに―結論と今後の課題
   16章 高等教育と社会         山崎 博敏
はじめに―1990年代以降の社会変化と高等教育/1 高等教育へのアクセス/2 教育・研究・社会サービスの機能に対する認識/3 国立大学の法人化と管理運営/4 まとめ―社会の中での大学人の役割
   終章 大学教授職の展望         有本 章
はじめに/1 本書の概括/2 大学教授職の生理と病理/3 大学教授職の展望―専門職としての大学教員の資質・能力/まとめ―結論


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