激流の壇の浦

玉川学園・玉川大学

壇の浦は本州の一番西のはじにある下関(しものせき)と,九州の一番北のはじにある門司(もじ)の間にある「関門海峡」(かんもんかいきょう)にあります.

いまから800年以上も前に,ここで平家が滅(ほろ)びました.「壇の浦の戦い」ですね.源義経ひきいる源氏の軍勢が「潮の流れ」を巧に利用して,平家の軍船を攻撃し平家の主だった武将や女官,それに幼い安徳天皇が入水して命を果てた物語はあまりにも有名です.

ゲンボー先生はその壇の浦をこの目で実際に見に行きました.

海のまん中に置かれたブイ型の航路標識です.流れているみたいに見えますが海の水が左から右に向けて川のように音を立てて流れているのです.

この流れを利用して瀬戸内海側から日本海側に出ていく船です.この時間は流れが強く日本海側からは入ることが出来ません.

船は関門橋の下をとおってどんどん進みます.この流れ方はちょうど「源氏軍」が平家軍に攻撃をかける時と同じです.船はあっというまに関門橋をくぐって行ってしまいました.すごい速さです.

向こうは九州.この海の下にたくさんの平家の公達(きんだち=平家の武将)やゆかりの人々が眠っているのです.合掌・・・

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制作・著作 玉川学園 多賀譲治