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| 佐藤幸治 教授 |
『雑草防除の生物有機化学的研究 −有用植物を雑草からどのようにして守るか−』
地球上の人口と耕地面積を考え、量・質ともに安定な食糧を供給するためには、作物などの有用植物を雑草から守らなければなりません。私のグループはこの点に注目し「ごく少量で高い効果を示し、植物以外には影響がなく環境にやさしい」という特性をもつ新しい化学物質を創り出すことを目的として以下の研究を進めています。
(1)実験室で創り出した化学物質が、どのような仕組みで雑草の生長を抑制しているかについて、細胞のレベルや分子のレベルで研究しています。
(2)化学物質の構造と生長抑制の効果との関係を検討し、既存の化学物質の構造をどのように変換すれば私たちの目的に合った化合物を創り出すことができるかを研究しています。
(3)微生物そのものや、微生物や植物が創り出す化学物質の中から、私たちの目的に合った化合物を探しています。
(4)糸状菌の中には、ある決まった特定の植物のみに感染し、病気を引き起こす菌がいます。私たちはこの選択的な感染の仕組みについて研究しています。
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| 渡邊博之 教授 |
研究テーマは「植物と光」です。植物は自分のからだを作り、生長するためのエネルギーの全てを周りの光から受け取って生活しています。近年、植物の遺伝子情報とその機能が徐々に明らかになり、植物の光受容体や種々の光反応のメカニズムが明らかにされつつあります。またこれまで未解明の部分が多かった植物の形態形成(葉、茎、根の形成)に対する光の影響についても研究が進められています。
私たちの研究グループでは、光半導体素子(発光ダイオードや半導体レーザー)といった特殊な光源を用いて植物の光環境を制御し、主に次の3つのテーマを明らかにしようと研究に取り組んでいます。植物のさまざまな光反応のメカニズムを明らかにすることにより、効率的な作物生産システムの開発、さらには宇宙空間での食糧生産システムへの展開を目指しています。
(1)植物の花芽形成にかかわる光反応の分子メカニズム
(2)発光ダイオードを用いた高効率植物栽培システムの開発
(3)植物の重力感受性に対する光環境の影響
担当授業:植物生理化学、遺伝子情報化学、分子細胞生物学
研究室:大学7号館307室
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赤色発光ダイオードによる
イチゴ水耕栽培 |
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緑色発光ダイオードを用いた
組織培養植物の花芽形成実験 |
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疑似無重力再現装置を用いた
発光ダイオード植物培養システム |
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| 薬袋裕二 教授 |
多細胞生物は分化した多くの細胞が大変巧妙なネットワークを構築し、一個体の生命を維持しています。ヒトをはじめとした多種のゲノムが解読され、生物という膨大なブラックボックスが少しずつ明らかにされてはいるものの、生命の持続(恒常性維持)のメカニズムは謎だらけです。
高等動物には免疫系、内分泌系、神経系などのダイナミックな総合調節機構により生体防御が行われています。私たちの研究室では生命の全ての源となる食との関わりから生体防御機構の解明に取り組もうとしています。
現在、哺乳動物のダイナミックな食の変化期である離乳期前後の腸管免疫と中枢神経の発達についてラットを用いて実験を行っています。また食という環境に対する生体防御機構の柔軟な対応を調べるために、酸化ストレスを与える食餌制限下におけるマウスの免疫応答と内分泌系、神経系の相関関係についてビタミンEとアレルギー性脳脊髄炎をモデルに細胞および分子レベルで解析しつつあるところです。
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| 佐藤一臣 助教 |
動物・細胞株を利用することで、種々の生理活性物質が生体・細胞の生理作用におよぼす影響を研究しています。主な研究テーマはメラニン生成メカニズムに関する研究です。メラニン産生細胞であるメラノサイトにおけるメラニン生成は、細胞間のシグナル伝達と細胞内のシグナル伝達を経て引き起こされます。細胞内におけるシグナル伝達系で特に重視されている因子として、メラニン生成関連遺伝子の転写を制御する小眼球症関連転写因子(microphthalmia-associated transcription factor)の存在が知られています。私は、種々の生理活性物質がメラニン生成におよぼすメカニズムを解明するため、上述したような転写因子への影響を含む細胞内シグナル伝達系に焦点を当てた研究を行っています。さらに、酵素活性レベル、タンパク質分解にかかわるユビキチン-プロテアソームシステムなどメラニン生成調節メカニズムを様々な側面から解明することを目的としています。 |
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