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教員紹介 -生命化学科 食品機能化学領域-

研究業績

新本 洋士 教授

【キーワード】
食物アレルギー、抗酸化性、抗変異原性、動物細胞工学、免疫化学

【講義科目】
学部:食品機能化学、栄養生理化学、生命化学演習
大学院:食品化学特論、食品栄養学特論

【研究課題1】農産物・食品の第三次機能の解明
食品は、私たちの体を成長させ、維持するという栄養素としての働きに加え、体調を調節する「生体調節機能」を持っています。血圧、血糖値、体脂肪、アレル ギー応答、脳機能、骨代謝など、食品の様々な生体調節機能が明らかにされています。生体調節機能の基礎とも言われる食品の抗酸化性について、微量で簡便な 測定法の開発を行い、種々の農産物の抗酸化性を明らかにしていきます。

【研究課題2】食物アレルギー発症機構の解明
日本人の3人に1人は何らかのアレルギー症状を持つと言われるほど、アレルギーは身近な疾患です。食物アレルギーを引き起こすアレルゲンタンパク質の構造 を解析することは、低アレルギー食品の開発や、アレルギー発症機構解明に役立ちます。また、ハーブ類などには花粉症などのアレルギー応答を低減させるポリ フェノール性成分を含んでいることが明らかにされており、花粉症低減食品としての開発が期待されます。


冨田 信一 教授

【母乳と腸内細菌】
母乳中には、栄養素以外に様々な生理活性物質が存在しており、乳児の消化管や腸内細菌に影響を与えています。消化管は生体に必要な栄養素を消化吸収し、同時に生体に不都合な高分子や病原体の侵入を阻止することで選択的な障壁としての役割を担っています。
母乳の生理活性物質と消化管、またそこに棲息する腸内細菌との関係を解明することは、母乳栄養の推進、育児用調製粉乳の改良、未熟児、早産児、消化管疾患症例に対する治療的な応用につながる重要な課題です。

母乳の生理活性物質(静菌、抗酸化、消化管機能、呈味成分)
  • ラクトフェリン、遊離アミノ酸、グルタチオン、ポリアミンなど
  • 授乳婦の食餌内容と母乳成分の関係(CLA、トランス脂肪酸)
微生物機能の解析
  • ラクトフェリンとビフィズス菌の関係(ラクトフェリンレセプター)
  • ビフィズス菌の保健効果(腸管定着性、抗変異原性、抗酸化性)
  • プロバイオティクスヨーグルトのヒトへの影響(腸内細菌の多様性解析)
  • 発酵による新規機能性の発現

八並 一寿 教授

生活習慣病や未病を防ぐ一つの方法に、ハーブやサプリメントを用いる方法があります。糖尿病予防には、炭水化物のエネルギー吸収を遅らせる方法が有効です。桑葉には、二糖類の吸収を阻害する成分が含まれています。桑葉加工品を開発し、昭和薬科大、島根難病研究所などと共同で臨床評価した結果、抗糖尿病作用を認め、機能性の高い桑品種を見出す研究を、京都工芸線維大と共同で進めています。桑葉の食品機能のうち、糖尿病予防効果と関連するα−グルコンダーゼ阻害作用やその有効成分である1−デオキシノジリマイシンの定量を行っています。またインフルエンザ予防などに関連する、糖タンパク質の合成を阻害する α−グルコンダーゼII 阻害作用を桑葉の各品種で検討しています。


長縄 康範 准教授

【キーワード】
組換え農産物・脂肪細胞・免疫細胞・遺伝病

【講義科目】
学部:基礎化学実験・食品加工実習・生命化学演習

【研究】
・遺伝子組み換え食品
年々増加しつつある組換え食物を使った加工品が流通しているのかを調査し、新規の組換え食物にも対応できる試験法を開発していきます。
・ メタボリック症候群
主に、脂肪細胞を培養しその変化を解析すること。糖尿病や動脈硬化など様々な疾患の元となる生活習慣病であるメタボリック症候群の改善に役立つ食品の機能性成分を検索していきます。


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