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環境農学科 研究室の学び紹介 ~關 義和先生~
「タヌキの生態に迫る!」

生態系科学領域 關 義和先生の研究の詳細はこちら

日中には賑わいをみせていた玉川学園のキャンパス内も、夜が近づくにつれて静寂に包まれ始めます。そんな中、活発に動き出す動物がいます。そう、昔話でもお馴染みのタヌキです。身近でありながらも、夜行性のために姿を見ることが難しい動物。今回はそんなタヌキの生態に迫る研究を紹介します。

タヌキの生態を調べるために、61万m2の玉川学園のキャンパス内20カ所に、自動で撮影することが可能なカメラを設置しました。
すると、タヌキがよく写る場所やあまり写らない場所があることがわかりました。周りの環境データと合わせてみると、どうやら市街地や植林地などが多い環境は避けているようです。

玉川学園のキャンパス内に残された自然をどう守っていくべきか。タヌキの利用する環境の特徴が明らかになってくることで、タヌキに配慮した保全策についても検討していくことが可能となり、野生動物との共存について考えていくことができるでしょう。

タヌキ
日中に草むらで休むタヌキ
タヌキ
自動撮影カメラで撮影されたタヌキ