読者のみなさん、どうも。
『遊びの美学』がモットーのコザカイ組を率いる“師匠”のコザカイです。
今日はもうそろそろ授業も終わりに近づいてきました。学生たちも定期試験を前に焦ってきているようです。
さて、みなさんは、「緑のカーテン」はご存じでしょうか。今日は、コザカイ組(小酒井研究室)の3年生が始めようとしている「緑のカーテンにおけるCO2削減の経済効果の研究」についてご紹介します。
緑のカーテンというのは、つる植物を用いて窓の外に這わせてカーテンのような役割をさせることです。緑のカーテンは室温の上昇を抑える効果があり、CO2削減の方策として注目されています。
つい先日、コザカイ組の3年生が玉川大学8号館の中庭で、ゴーヤを使った緑のカーテンを作り始めました(写真参照)。それによって、緑のカーテンによる温度低減効果に関わるデータを収集し、CO2削減に関わる経済効果の測定をしようとしています。
緑のカーテンには、主に以下の3つの効果があります。
以上のような効果により、真夏のエアコン使用率低減によって、20%~30%の省エネ効果が見込まれるそうです。そこで、緑のカーテンの設置によって、どれだけのCO2削減の効果と経済的な効果があるかを測定したら、おもしろそうだと思って始めてみました。これって、「大学のためにも、社会のためにもなる」って感じがしませんか? これからの展開にご期待ください。それでは、また。
2010年7月16日 小酒井正和准教授