ゼミガイド

入学者受入れの方針 (アドミッション・ポリシー)

文学部は、全人教育の理念のもと、国際社会の一員として貢献できる日本語および英語運用能力と論理的な思考力を身に付け、社会の多様な場面に的確に対応できる職業人や高い指導力を備えた日本語および英語教育の専門家を養成することを目指しています。そのために、文学部の入学者のアドミッション・ポリシーを以下のように設定します。

  • ①高等学校で学習する教科内容について、高等学校卒業相当の知識を有していることを高等学校での成績および入学試験で示すことができる。
  • ②他者の考えを理解し、自己の考えを表現するために必要な高等学校卒業相当の日本語および英語運用能力を身に付けていることを成績、入学試験、あるいは外部検定試験で示すことができる。
  • ③自分で情報を集め、整理し、その内容について聞き手を意識して話すことができる。
  • ④本学部での学びを活かし、卒業後に社会の一員として貢献したいという意欲を、口頭および文章で表現することができる。

[国語教育学科]
国際社会の一員であるとの自覚をもち、国際的なコミュニケーションに対応する日本語運用能力を主体的に身に付け、社会の多様な場面に的確に対応しつつ国語教育を実践できる人材、積極的に社会に貢献できる人材を養成することを目指している。そのために、国語教育学科ではアドミッション・ポリシーを以下のように設定する。

  • ①高等学校で学習する教科内容について(古文・漢文を含む)、高等学校卒業程度の学力を有していることを成績および入学試験で示すことができる。
  • ②日本語の基礎的な運用能力を身に付けていることを成績、入学試験、あるいは日本語運用能力に関する外部検定試験で示すことができる。
  • ③自分で情報を集め、自分で考え、それを表現するという経験を有しているとともに、批判的読解力・論理的思考力・表現力への関心を持ち、それらを身に付ける意欲を有していることをプレゼンテーションなどによって示すことができる。
  • ④本学科での学びを活かし、卒業後に国語教育や他の分野で貢献する意欲を表現することができる。

[英語教育学科]
国際共通語としての英語運用能力を身に付け、積極的に国際社会に貢献できる人材、および社会の多様な場面で英語教育を実践できる人材を養成することを目指している。そのために、英語教育学科ではアドミッション・ポリシーを以下のように設定する。

  • ①高等学校で学習する教科内容について、高等学校卒業相当の知識を有しており、特に英語の学習で成果を上げていることを高等学校での成績および入学試験で示すことができる。
  • ②英語教育や異文化交流を、常に問題意識を持って考え、それを表現するために必要な英語の基礎的な運用能力を身に付けていることを成績、入学試験、あるいは英語運用能力に関する外部検定試験で示すことができる(入学時に実用英語技能検定2級またはTOEIC®L&R550点程度)。
  • ③本学科が定めた海外留学(2年次秋学期~3年次春学期)に参加することを承諾できる。
  • ④本学科での学びを活かし、卒業後に英語教育や他の分野で貢献する意欲を表現することができる。

教育課程編成・実施の方針 (カリキュラム・ポリシー)

文学部は、国語教育学科および英語教育学科の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき、カリキュラム(教育課程)を編成しています。

  • ①各学科の基礎教育科目では、言語運用能力(日本語・英語)の修得および各学科の専門教育の基礎となる教養の修得を図る。
  • ②各学科の特質を活かした専門教育を重視し、主体的な学びを促し、それぞれの専門分野についての基本的知識・方法を身に付けるために体系的な学科専門科目を編成する。
  • ③教育現場での指導力育成のために理論と実践を組み合わせた学科専門科目や、論理的・批判的に思考し、それを表現する力を養うために、少人数グループの協働・参加型のより高度な学科専門科目を配置する。

[国語教育学科]

  • ①グローバル化に伴う言語や文化の多様性に対応できる資質・能力を育成し、批判的読解力・論理的思考力・表現力といった言語技術を身に付け、さらにその上に立って、豊かな言語観・文化観を備えた人材を育成することを目標としている。
  • ②社会に必要な言語技術と、論理的・批判的に思考する方法を修得するための科目群を用意する。また、それを基礎として、日本語・日本文学など言語観・文化観に関わる科目群、国語教育の指導法に関わる科目群、および、言語技術を高度化し、国際社会に貢献できる問題解決能力に資する科目群を設定する。
  • ③各学年の学びの目標として「つかむ」・「つかう」・「のばす」・「たかめる」を設定し、さらに卒業後に自らの日本語能力を「きわめる」ことができる基礎をつくる。
  • ④「言語表現コース」においては、現代のグローバル社会で活動できるよう、言語技術の学修の基礎の上に、確実な言語表現技法、豊かな言語観・文化観を身に付け、論理的批判的思考と表現の方法を修得することで高い問題解決能力を備えることができる言語表現教育プログラムを構築する。
  • ⑤「国語教員養成コース」においては、中学校・高等学校の教育現場で指導ができるよう、言語技術の学修の基礎の上に、日本語や日本文学について専門的に学び、さらに国語科の指導法を修得できる効果的な国語教員養成プログラムを構築する。

[英語教育学科]

  • ①国際共通語としての英語の運用能力および国際的素養を高いレベルで修得できるようにするため、2年次秋学期から3年次春学期に2セメスターの留学プログラムを配置し、その前後で留学での学びを最大限に活かせるように体系的に語学科目(ELFプログラムなど)および日英両語で運用される専門科目(バイリンガルプログラム)を提供する。
  • ②「英語教員養成コース」においては、即戦力として英語教育の現場に立てるよう、理論と実践を組み合わせた英語教員養成プログラムを構築する。
  • ③「英語教員養成コース」においては、学部と大学院の連携による発展的なカリキュラム編成を行う。
  • ④「ELFコミュニケーションコース」においては、国際共通語としての英語を駆使して国際社会で活躍できるよう、必要とされる知識や技能を修得するための科目を配置する。
  • ⑤ 自らの研究・考察の結果を口頭または文書で的確に論理的に表現できるようにするため、少人数グループの協働参加型学修を継続的に実践できるように科目を配置する。
  • ⑥ 獲得した知識や考察の結果を活用し、実践や応用に結びつけることができるように、問題解決型・プロジェクト型の科目を適宜配置する。
  • ⑦ 言語や文化の多様性を理解して尊重し、国際的な視野に立って行動できるよう、留学プログラムで実践的な経験を積む。また留学後も、海外経験が生きるように専門科目を体系的に配置する。

卒業認定・学位授与の方針 (ディプロマ・ポリシー)

文学部は、全人教育の理念のもと、国際社会の一員として貢献できる水準の言語運用能力(日本語・英語)と論理的な思考力を身に付け、社会の多様な場面に的確に対応できる職業人あるいは高い指導力を備えた国語教育や英語教育の専門家を養成することを目指します。 文学部で学位を取得するためには、次の能力を示すことが求められます。  

  • ①言語や文化に関する専門的知識を修得し、適切に用いることができる。【知識・理解】
  • ②修得した言語運用能力と言語技術を用いて自分自身の思考を論理的に表現するとともに、多角的な視野を持って主体的に問題を解決することができる。【汎用的技能】
  • ③修得した言語運用能力と言語技術を用いて中学校・高等学校等で授業ができる能力を十分に有している。【汎用的技能】

[国語教育学科]
 国語教育学科が重視する学士力は以下の項目であり、これらを身に付けることが卒業時の到達目標である。

  • ①社会で必要とされる言語技術を修得し、時宜に応じて適切に運用することができる。
  • ②日本語の特質について深い理解を有し、物事を論理的かつ批判的に思考する力を身に付け、言語による的確なコミュニケーションをはかることができる。
  • ③言語や文化の多様性を理解して尊重し、問題解決のために多角的な視野をもって主体的・積極的に行動することができる。
  • ④「聞く」・「話す」・「読む」・「書く」という日本語運用能力を実践的に発揮できる。
  • ⑤豊かな言語観・文化観と確実な言語技術を有し、論理的・批判的思考を基盤にグローバル社会に貢献することができる。または、社会で必要とされる実践的な国語の能力と言語文化に関する専門的な知識を駆使して授業ができる能力を十分に有し、中学校・高等学校等の教育機関における国語教育に貢献することができる。

[英語教育学科]
英語教育学科が重視する学士力は以下の項目であり、これらを身に付けることが卒業時の到達目標である。

  • ①社会で通用する高度な英語運用能力を修得し、時宜に応じて適切に運用することができる。
  • ②日英両語で運用される専門科目を学修し、その成果を卒業研究で示すことができる。
  • ③自らの研究・考察の成果を口頭および文書で論理的に表現し、獲得した知識を実践に活かすことができる。
  • ④言語と文化の多様性を理解して尊重し、問題解決のために国際的な視野を持って主体的・積極的に行動することができる。
  • ⑤国際共通語としての英語の高度なスキルと、英語圏の言語や文化に関する専門的な知識を駆使して授業ができる能力を十分に有し、中学校・高等学校等の英語教育に貢献することができる。または、国際共通語としての英語の高度なスキルと、多言語・多文化に関する専門的な知識を駆使して円滑にコミュニケーションをとることができる能力を十分に有し、国際社会に貢献することができる。

人材養成等教育研究に係る目的

文学部は、全人教育の理念のもと、国際社会の一員として社会に貢献できる言語運用能力と言語技術、および論理的思考力と柔軟な対応力を備えた人材養成を目指している。そのため、言語・文化に関する専門的知識、言語運用能力(日本語・英語)、論理的思考力というグローバル社会が求める基礎力を育成するための学科構成およびカリキュラム編成を行っている。

国語教育学科は、国際社会の一員であるとの自覚をもち、物事を論理的かつ批判的に思考する力を身に付け、日本語の特質について深い理解を有し、的確な言語運用能力によってグローバル社会に貢献できる人材を養成することを目的として、「言語表現コース」と「国語教員養成コース」を置く。
「言語表現コース」では、豊かな言語観・文化観と確実な言語技術を有し、論理的・批判的思考を基盤にグローバルな社会に貢献することができる人材を、「国語教員養成コース」では、社会で必要とされる実践的な国語の能力と言語文化に関する専門的な知識を駆使して授業ができる能力を十分に有し、中学校・高等学校等の教育機関における国語教育に貢献することができる人材を養成する。

英語教育学科は、「英語教員養成コース」と「ELFコミュニケーションコース」の2領域で構成され、グローバル化に伴う言語や文化の多様化に対応できる資質・能力を育成することを目指し、国際コミュニケーションのための英語運用能力を身に付けることを共通目標としている。
「英語教員養成コース」では、英語教員に求められる豊かな言語観・文化観と指導力を、「ELFコミュニケーションコース」では、国際共通語としての英語コミュニケーション能力を育成し、積極的に国際社会に貢献することのできる人材を養成する。

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