マネジメントサイエンス学科

数学研究室・菅原昭博

キーワード微分・積分解析学確率論数学教員

私の趣味はコンピュータいじり。昔は、コンピュータは学生には手が出せないとても高価な代物だったので、「なるべく金をかけずに」自作しているうちに趣味になりました。それから、妻には「子どもの勉強の面倒をみるのが趣味だ」といわれています。

どんな研究?

学者としての研究対象は「大偏差原理」など。ようするに、関数解析(「微分・積分」のより高度なもの)をベースとした確率学と解析学の中間的な分野です。ただし、現在とくに重点を置いているのは「数学教育」ですね。「マネジメントサイエンス学科」は数学教員を目指す学生たちも多いので、教師に必要な「論理的な発表能力」を育てるということが、私の今のミッションだと思っています。数学の能力ということだけ見れば、ひたすら数学を研究している理学系の学生の方が優れていると思いますが、数学“だけ”できても教師にはなれません。その点この大学は、“教育の玉川”というだけあって人間性を育てられる環境があっていいですね。例えば、ふつうの私大では100人くらいの授業が多いのですが、ここでは40人前後です。その分、先生と生徒の距離が近くなって、教える側の私としてもやりやすいです。

なぜその研究を?

は、小学生のときに体験した「水道方式(※1)」という計算練習を通して算数が好きになりました。そのころは、SFテレビドラマの世界に登場する白衣姿の“科学者”にあこがれて「自分も科学者になろう」と思っていたのですが、科学の基礎となっている数学の重要性を知るにつれて、数学の研究に興味を持つようになったんです。大学は、数学とコンピュータ(ソフトウエア)の両方が学べる情報科学の学科に進んだのですが、結局、純粋な数学が仕事になりました。

(※1)水道方式:遠山啓(ひらく)氏らによって考え出された計算練習の理論。筆算を分析して「どの部分でつまずいているか」を明らかにして、その部分を重点的に練習することで、できるだけ少ない練習量で、できるだけ確実に計算力がつくように工夫された方式です。最近の算数の教科書は、ほとんど水道方式の理論を参考に編集されています。

数学の魅力って?

学は、科学の中でも最も基礎の科学です。数式はいわば「自然科学を記述することば」。理学や工学の研究者にとって数式は「共通言語」とも言うべきものだと思います。どのような分野に進むにしても、数学の基礎は勉強できるうちにしっかり勉強しておいた方が絶対にいいと思います。


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