機械情報システム学科

脳・神経システム科学研究室・小島比呂志

キーワード脳科学神経細胞数学・理学計測

私の趣味は絵画と料理です。中学・高校の頃は、工学に進もうか絵を勉強しようか悩んだ時期もあるんですよ。料理はもっぱらフランス料理。フランスで研究活動をしていたときに、よく夕食に招いてくれた同僚や友人への“お返し”のつもりでいくつかの料理を覚えてから、すっかりハマってしまいました。料理と科学実験は似ているんです、レシピ通りに作ってもなかなかうまくいかない(笑)。

どんな研究?

えばインターネットは、つまるところ、電気信号がどんどん伝わって世界に広がっているものです。認知や記憶・学習といった“脳の働き”も、ある神経細胞から次の神経細胞へと電気信号と化学信号が交互に伝わることで起こっています。特に化学信号を利用していることが特徴です。私たちの研究は、中枢神経系(脳と脊髄)の働きを、神経細胞レベルの解析によって明らかにしていこうというもの。玉川大学の学際的(※1)な脳の研究の中では、神経細胞生理学や分子生物学の部分を担当しているといえるでしょう。中枢神経系の解明にはあと500年くらいの時間が必要ですから、私たちが行うべきは、今できることをコツコツ積み重ねていくことだと思います。計測機器や実験方法の開発といったことを含めて、未来への基礎を築いているところです。

(※1)学際的:複数の学問分野が幅広く関係している状態のこと。例えば脳科学とロボットの研究、ソーラーカープロジェクトなどは、様々な専門家が協同で取り組んでいる学際的な研究です。

なぜその研究を?

代科学の最後のフロンティアと言われている脳の働きや意識などに興味を持ち、それを物理学、化学、生理学などの自然科学の方法で研究してみたいと思ったのがはじまりですね。

工学の魅力って?

学の成果をどうやって生活の中に活用するか工夫すること、そして、その功罪について考える材料を提示することが工学の意義だと思います。科学技術が社会に与える影響は極めて大きいもの。意義と責任の重さが、工学の魅力といえるのではないでしょうか。

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