機械情報システム学科

認知発達ロボティクス研究室・岡田浩之

キーワード脳の発達ロボット人工知能赤ちゃん

私は第一期のガンダム世代。最初にロボットに興味を持ったのはガンダムの影響ですね。でも当時は自分がロボットの研究をするとは思っていなかったので、せっせとガンプラを作っていました。今でもガンプラは大切な趣味の一つです。

どんな研究?

の研究室の目標は、「赤ちゃんの脳の発達過程をロボットの人工知能に応用しよう」というものです。ただし「実際に知的にロボットを行動させる」ことに重点を置いているので、「脳の発達の解明」というより、「実用的な人工知能のプログラミング」のために赤ちゃんからヒントをもらう、というスタンスでやっています。いま力を入れているのは『ロボカップ(※1)』。私たちが参加している「四足ロボットリーグ」は、4体のアイボでチームを組み、サッカー競技をさせるというもの。参加全員が同じ機種のアイボを使うので、人工知能のプログラミング技術の優劣が勝敗を分けます。私たちはこのリーグで、2006年、2007年と連続して世界大会に参加したんですよ。「四足ロボットリーグ」は2008年を最後になくなってしまうので、次は「@ホームリーグ(“家の中で作業”を競う部門)」に参加しようと考えています。

(※1)学際的:複数の学問分野が幅広く関係している状態のこと。例えば脳科学とロボットの研究、ソーラーカープロジェクトなどは、様々な専門家が共同で取り組んでいる学際的な研究です。

なぜその研究を?

物が好きだったので、大学では農学部でバイオテクノロジーを学んでいました。専門は「タンパク質の立体構造解析」。解析にコンピュータを使っていて、けっこう詳しくなったのでコンピュータメーカーに就職したのですが、もともとバイオ技術を学んでいたことから「脳のしくみをコンピュータに応用できないか」と思うようになったんです。今でいうニューラルネットワーク(※2)を作りたいと思ったんですね。そこからこの研究がはじまりました。

(※2)ニューラルネットワーク:脳と神経のはたらきをモデルにした情報処理システム。分散並列処理と学習能力によって高度な情報処理を高速に行う方法として期待されています。

工学の魅力って?

ボット工学についていうと、「学際的(※3)な総合技術」という点が魅力です。ハードもソフトも機械も電子も関わってきますから、大学の教材としても良い題材ですね。

(※3)ロボカップ:自律移動ロボットによるサッカー競技の大会。ロボット工学と人工知能の融合、発展のために日本の研究者らによって提唱されました。

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