ソフトウェアサイエンス学科

音響・コミュニケーション研究室・大崎正雄

キーワード情報技術量子物理学コンピュータセキリュティ数学・理学絶対に解けない暗号

学生時代はサイクル部に所属して、ツーリングばかりしていました。峠と砂利道を求めてわざわざ遠回りをするような仲間たちとひたすら走っていたのですが、4年間で走った道は日本のほぼ端から端までつながっています。勉強よりも一生懸命でしたね(笑)。

どんな研究?

ンピュータネットワークが広がった現在、セキュリティはとても重要な問題です。しかし、今の暗号技術は「計算に途方もない時間がかかるから、結果として解読できない」というもの、つまり時間さえかければ解読できてしまうのです。近い将来に実用化が期待されている「量子コンピュータ」ならあっという間に解けてしまうでしょうね。私が研究しているのは、量子力学(※1)の定理に基づいた「絶対に解けない暗号」の技術です。これは「量子情報ネットワーク研究室」の山崎先生との連携作業で、私は特に基礎理論の部分を物理学や数学的な方法で研究しています。

(※1)量子力学:宇宙から原子・分子レベルまで、自然界のあらゆるものを普遍的な法則で解明しようとするのが物理学(古典物理学)です。しかし、原子・分子よりさらに小さな世界(電子や原子核などの粒子)、あるいは光(電磁波)では、古典物理の理論で説明できない現象が起こります。この説明を試みるのが量子力学です。ちなみに量子とは、物理的な量の最小単位のことです。

なぜその研究を?

号に限らず、量子力学を情報通信に採り入れることで従来の情報通信では不可能だった技術を開発するのが私の研究目標です。中学時代にアマチュア無線に熱中して「電気回路」に興味を持ってから、ずっと通信について勉強してきた中で、アンテナ工学から光通信、量子通信へと、通信技術の進歩とともに研究対象が移ってきたのです。

工学の魅力って?

が取り組んでいる「基礎研究」では、「一つの真理」を求める数学の美しさと「実現・実用」を目指した工学の面白さの両方が味わえます。

このページのトップに戻る