機械情報システム学科

認知アーキテクチャ研究室・大森隆司

キーワードロボット脳科学人工知能認知・記憶心を持つロボット

私の世代の“ヒーロー”といえば『鉄腕アトム』。アトムを見て育った私にとって、心を持つロボットの開発は小さいときから追い続ける夢なんです。すぐには結果の出ない大きな夢ですが、工夫と努力次第で、追いかける方法はいくらでもあるんですよ。

どんな研究?

川大学では、「知性」とは何かを探るべく脳の研究に力を入れています。私たちの研究対象は、パターン認識(※1)に代表される「認知と記憶」のメカニズム。人間の認知のしくみを情報処理のプロセスとして数学的に解析し、人工知能に組み込み、人間のように動き考える機械をつくることが目標です。この応用技術として、家庭の作業を代行してくれるホームロボットを、近い将来の実用化を目指して盛んに研究しされています。家庭サービスは車の運転というのは、人間の複雑怪奇な「認知・行動」の中でも比較的単純なもの。まずはこれが第一歩ですね。

(※1)パターン認識:画像や文字、音声など、さまざまな情報から「意味」のある対象を選んで取り出す処理。人間はパターン認識をいとも簡単にやってのけますが、従来のコンピュータはこれをとても苦手としています。

工学の魅力って?

ノを作ることで世界に寄与できるところです。人類は科学とともに発展してきましたし、今後、人類が抱える様々な問題を解決していくのも科学だと思います。たとえばロボットカーは、たとえば家庭ロボットは高齢化社会という人類の課題を改善する手段になると考えます。

なぜその研究を?

ートナーロボットには人の心を理解する機能が必要だと思い、大学で「人工知能」を研究テーマに選んだことがはじまりです。認知と記憶、つまり脳の研究は非常に学際的(※2)な分野。異分野の研究者と議論することもありますから、幅広い知識がなくては研究が進まないんです。私は工学畑で育ってきたので、生理学、記憶、心理学などを一から勉強する必要がありました。でもこれは難しいことではありません。“できないこと”をコツコツと一つずつクリアしながら目標に近づいていくのが工学研究の基本中の基本ですからね。

(※2)学際的:複数の学問分野が幅広く関係している状態のこと。例えば脳科学とロボットの研究、ソーラーカープロジェクトなどは、様々な専門家が協同で取り組んでいる学際的な研究です。

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