マネジメントサイエンス学科

新里隆准教授

研究のキーワード最適化 データサイエンス 数理ファイナンス 情報理論 機械学習 経営工学

は主にポートフォリオ最適化問題に対して理論研究ならびに実証研究を行っています.ポートフォリオ最適化問題は,ニューラルネットワークで広く研究されている連想記憶モデル(Hopfieldモデル)やパーセプトロンに類似した数理構造を有しているにもかかわらず,学際的な視点で研究がこれまで十分に行われてきませんでした.近年,従来のオペレーションズリサーチの解析手法では分析が不可能である,ポートフォリオ最適化問題の最小投資リスクや集中投資度,シャープ比などの投資市場の潜在的な性質を,理論研究・実証研究の両面から明らかにし,徐々に金融工学と機械学習の分野横断的な研究の重要性が認識されつつあります.私はそれぞれの分野を有機的につなげ,分野横断的な研究を行っていき,イノベーションの名の下に,社会に役立つ大きな価値を創造することを考えています.

私が考える大学・大学院教育として,授業内外で出会う様々な事例や理論を通して,鋭い洞察力で問題の本質を見抜く「問題発見能力」と論理的に問題を解析できる「問題解決能力」を伸ばしていくことが重要ではないか,と考えています.目の前の問題の原因がどこにあるのかを見破るためには,何事においても論理的な考え方を身につける必要があると思います.特にいろんなことにアンテナを伸ばしながら,他人の意見を鵜呑みせずに事象の奥の奥まで深く理解するプロセスの中で,(解くべき)未解決問題を発見することができると思います.さらに近代物理学に端を発した,極端な要素還元主義ではないが,問題の本質をじっくりと分析し,既存の方法で解決できる要素と解決できない要素に切り分けて目の前の問題を解きほぐし(未解決な要素に対応した新たな方法を提案することも含め),論理的に分析することができる学生を育てることを,私の教育目標としています.


新里隆准教授

このページのトップに戻る