ソフトウェアサイエンス学科

樋田栄揮先生(認知科学研究室)

研究のキーワード認知工学  視覚神経生理学  広視野運動  運動残効  視覚フロー  MST野  重畳運動  情報統合

樋田栄揮先生(認知科学研究室)

般道と高速道路では、運転者のスピード感覚が違っています。高速道路での運転中は、視覚や認知が高速道路のスピードを基準とするためです。このように、状況に応じて認知の「基準」を変えるのは、個々では非常に狭い範囲でしか反応できない人間の神経細胞が、より幅広い範囲に対応しようとするために生じる、非常に合理的なメカニズムです。動きに関する「錯視」も、おそらくこのために起こるのでしょう。

私たちの研究室では、視覚、および、認知に関する、脳や神経系のメカニズムを研究しています。視覚による認知には、「何か」を認知するための対象認知情報処理と、「位置や動き」などを認知するための空間認知情報処理の二つがあり、それぞれ脳内の別のルートで行われることが分かってきています。この研究室では、このうち「空間認知」に対象を絞り、心理学的な解析データなどを元にした様々な研究をしています。

現在、重点を置いて実験に取り組んでいるのは、「注視」状態の視覚神経系のメカニズムです。ぼんやりと対象を眺めているときと比較して、意識して対象を見ているときでは、微妙な動きでも敏感に察知することができます。こういったことが、どういうしくみで発生するのか、また、疲労によってどのような経時変化があるか、脳の働きと併せて解明しようと基礎研究を重ねています。

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