<名前> 片伯部 将範
<配属> 情報理論研究室
<研究テーマ>暗号構築
21世紀へのメッセージ
卒業研究で暗号をやっていますので21世紀のセキュリティについて述べたいと思います。
この分野は変化が激しく、新しいシステムが次々と提案されています。
世界は全てのコンピュータを接続する方向へ向かっているし、人々は家庭用品までもつな いでしまおうとしている。全てがすばらしい世界規模の相互接続ネットワーク化へと向かっ ており、世界中の誰にでも電子メールが送れるようになるだろう。これらは素晴らしいこと である。また、フィジーで休暇を取っている時でも、ネットワーク越しに簡単な命令で自分 の原子力発電所を制御できるようになるに違いない。しかもそれは天気の良いリビアからで も、あるいは歴史あるイラクからでも同じように可能になるだろう。ネットワークの内側の 世界は恐ろしい世界である。盗聴者が聞き耳を立てている回線もある。情報はパケット交換 機で転送されなければならないが、この交換機では転送中に情報を読んだり、変更したりす るようにプログラムし直すことも可能である。
このように述べると絶望的な状況のように思えるが、数学の魔術によって救われる望みが 残っている。その魔術とは暗号であり、この技術によってメッセージは暗号文と呼ばれる数 学の羅列に変えられしまうのである。暗号文は、それを逆変換するための秘密を知らないも のにとっては、意味のとおらないたわごとに過ぎない。暗号は情報を変装させ、送信中の情 報を盗み聞いている盗聴者にも、全く情報を渡さないようにすることができる。暗号はまた、 偽造できないメッセージを作り出し、送信中の改ざんから情報を守ることができる。 これを行う方法には電子署名(digitak signature)があるが、これはメッセージと関係する ことで、他人がその数を見ればそのメッセージは確かに送信者からのものだと検証できるが、 その数はその送信者しか作り出せないというのもである。これ は質に摩訶不思議なことに思えるだろう。それが正しいということを確かめることはできる が、自分ではいく生成できないような数などあるのであろうか。手続きの署名は本人しか作 り出せないが、他人はそれから本人のものであると確かめられる。
このように暗号は現代から未来まで必要不可欠なものとなりつつある。暗号についてよ りわかりやすいページを紹介しとこうと思います。が、いろいろ手続きが面倒なので省略させていただきます。
*参考文献・・ネットワークセキュリティ
チャーリー・カウフマン+ラディアン・パールマン+マイク・スペシナー=筆
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