ホームページ作成の基礎知識


 ここでは、HTMLを使ってホームページを作成するにあたって、最低限必要なインターネットの基礎的な知識について解説します。



WWW
(World Wide Web)

 インターネットを使うにあたって、最も使用することの多いサービスがWWW(ワールドワイドウェブ)サービスでしょう。

 WWWサービスは、文章だけでなく、画像や音声、動画などの情報を混在した形で転送できるようになっています。このようなシステムを「ハイパーテキストシステム」と呼んでいます。

 WWWサービスの特徴的な部分は、ワールドワイド(全世界的)に共通した形式でハイパーテキストを作成、提供できる点です。

 つまり、WWWサービスで利用されるハイパーテキストの作り方に合わせて情報を作成すれば、インターネットに接続している全世界の人が、その情報にアクセスすることができます。

 WWWサービスで利用されているハイパーテキストの作成方法が、HTML(Hyper Text Markup Language)です。

 このHTMLで作成されたホームページを自分のコンピューター上で表示させるためのアプリケーションがWebブラウザになります。



Webブラウザ

 Webブラウザは、WWWサービスで提供されているハイパーテキスト情報をインターネット上で検索して、コンピューターの画面に表示させるアプリケーションです。このアプリケーションがなくては、HTMLで作成された情報を表示させることができません。

 Webブラウザの代表的なものは、MOSAIC(モザイク)やNetscapeNavigator(ネットスケープナビゲーター)、InternetExplorer(インターネットエクスプローラー)などがあります。



HTML
(Hyper Text Markup Language)

 HTMLは、WWWサービスで利用する情報を作成するための基本言語です。

 言語といってもBASIC言語やC言語のように市販の製品を購入する必要はなく、タグと呼ばれる簡単な文字列を文章中に入れていくだけです。また、HTMLタグを利用するためにライセンス契約なども必要ありません。HTMLの仕様を知っていれば、すぐに利用することができます。

 また、HTMLファイルを作成するときも、特別なアプリケーションなど必要なく、テキストエディタの機能があり、テキストファイルとして保存できれば、どのようなアプリケーションでも作成することができます。

 現在では、HTMLファイルを作成するために、専用のアプリケーションが発売、公開されています。このようなアプリケーションを使えば、HTMLタグを知らなくても、ある程度のイメージまでは作成することはできます。ただし細部にわたって思った通りのHTMLファイルを作成するには、HTMLのタグを知っておく必要があるでしょう。



ISBN9-9999-9999-9
C9999 \1999E

定価:本体1999円(税別)

情報理論工学研究室