コーネルフォト日記−31(12月14日)

早くもクリスマス.というより,サンクスギビングから新年までは長〜いアメリカの休暇シーズン(12月に入ってから毎朝クリスマスソングで起こされています).多くの人がこの間に2−3週間の休みを取るようで,そのため今日はちょっと早い学部主催のクリスマスパーティにお呼ばれしてきました.
(右は招待状,一応予約制)
 
5時会場で,6時からディナー.こちらのパーティではドリンク類は有償です.ワイン一杯$3.テーブルからぶら下がっている紙には,「健康のため飲み過ぎに..」.というのと,「21歳以下はアルコールはだめ」という張り紙.ディナーはビュッフェ式で,ローストビーフもあったけど,ベジタリアン配慮でした.食後のお茶菓子が,10種類以上あり,だいたいみなさん,3種類は平均的にお食べになるようです.
 
さて,このクリスマスパーティ,実は恒例の映画鑑賞があるのです.毎年,大学院生(もともと神経生物学行動学部は大学院学部)製作の短編ビデオ映画が上映されるというので楽しみにしていました.今頃はパソコンとプロジェクタがあればこういうことも簡単ですね.もちろんパソコンはMacです.しかし本当にこの学部はMacユーザーが多いのです.
上映開始.タイトルは校舎名から"Mudd"-->"Mudd After Dark: The Movie".夜,教官たちが帰った後の,校舎内でくり広げられる学生の生態(狂態?)ドキュメント.ごく一部ですが,抜粋紹介します.

深夜まで実験する学生
(餌替え中)

ホールの吹き抜けで
バンジージャンプ?

ドアの隙間から廊下に
逃げ出すヘビ(ゴム製)

ハダカモグラネズミ(ひもつき)
学部の人気者です

ペット禁止の校舎内で
電子レンジを漁る犬

3階のあちこちにいるクリント・
イーストウッドに挑む

セミナー室で賭ポーカーに
興じる学生たち

拍手!!!
20分ほどの大作?でした
Mudd HallはMad Hallと化して...いや大うけでした.いつも,真面目に,ハードな仕事をしている院生たちの(実はそんなに意外ではなかったけど)おかしな一面を見て,久しぶりに声を出して笑いました.
 
映画のあとはサンタクロース登場.プレゼントは数少ない子供向け.
ちなみに,アメリカでは,この秋,教会関係者が右のようなサンタクロースはコカコーラ社の商業的産物であり,宗教的にはサンタニコラウスを祝うべきだとして,こうした赤い服のサンタクロースをボイコットするというキャンペーンを始めましたが,まあ,効果はないでしょうね.ちなみに,コカコーラ社のサンタさんはコカコーラを運んでいたトラックの運転手がモデルだそうです.

このあと結構な人が帰ってしまいました.トム夫妻も,子供が家で待っているから(本音は続くイベントが嫌い?)と,帰ってしまいました.
 
そう,このあとはダンスタイム.招待状にはダンス用の靴を忘れるなの文言があったのです.
最初はラテン,しかし誰も踊りません.コスタリカに長かったクースとジュディットが踊り始めたのですが,つられて出てきたのは別の一組だけ.何とも静かでした.で,その後はディスコ調になり,ようやく学生も参加.

音楽係は実に本格的.2台のレコードプレーヤーとCDプレーヤーを駆使していました.珍しがった教授の一人がスクラッチを教えてもらって,学生から拍手喝采を浴びていました.これが延々と続き,終わったのは10時近くでした.
 

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