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1. Group Me! とは?
グループ分けを迅速に、そして楽しくするためのカードです。子供達が日常よく目に生き物や植物の写真あるいは馴染みのある物語などの一場面の絵など をカードにしたものです。8種類の画像が6枚で1セットになっています。グループ活動は、4人グループが一番お勧めですが、1セット6枚のカードで6人 グループまで作ることができます。グループは、2人組から最大8グループまで対応できます。2. どんなところで使うの?
クラス替えのあった新学期の授業、初対面の人が多く参加する研修/ワークショップなど、 参加者が少々緊張している場面で、アイス・ブレーキングの道具として使うことができます。 また、グループの人数より1枚多く各種類のカードを用意しておくと、 グループ分けした後に、手元に各種のカードが各1枚ずつ残ります。 そのカードを使って、ランダムにグループを指名することもできます。大学や選 択授業、ワークショッ プなど、参加者が自分の好き なところに座る環境では、 前の方が空いたままになることもあります。あるいは、男女で固まって座ってしまうかもしれません。 そのような環境では、授業/研修をする側も受ける側も、力を十分に発揮することは難しいのではないでしょうか? 初対面の参加者が多く集まる場面や、人間関係が固定化しつつあるクラスなどにありがちな、 参加者の緊張感や固定化した人間関係をリフレッシュするきっかけをつくることができます。 ただし、40人を越えるような大人数に、Group Me! は適しません。
3.対象 年齢:小学生中学年か ら社会人
グループ分けでは、トランプ、番号を順番に言う、くじ引きなどがよく使われますが、 Group Me!は、これまでの方法とは異なり、カードそのものに知的好奇心を刺激する工夫がされています。 だから、小学生から大人まで楽しみながらグループ分けをすることができるのです。4. 使い方のコツ
まず、必要なグループ数に応じて、カードの種類を選びます。 次に、1グループの人数分、各種類の枚数を調整します。そして、 各種類から1枚ずつ順番にとり、ランダムに各種類のカードがまざるように準備しておきます。 人は自分と繋がりのある人、何らかの共通点を持っている人の近くに座りたがります。 したがって、参加者が自由に座っているような環境で配布する時は、座っている席順に配布していくといいです。 すでに決められた席に参加者が座っている場合は、男女のいずれかにカードを先に配っていくと、 男女の偏りのないグループ分けをすることができます。話あう時間
Group Me!は、カードを題材に参加者が話せるきっかけを作ることを目的としています。 したがって、機械的にグループ分けだけを目的にされる場合には、トランプなどを使われる方が適しています。 Group Me!は、グループ活動の土台として使用することに適していますので、 5〜10分くらい(人数にもよります)の時間をかけて、カードについてお互いに話す時間を作ってあげてください。 お互いの経験、感覚、思い出などの話をきっかけに、お互いに親近感を感じます。話題の例
・みんなの持っているカードは、何のカードかわかりますか?そのカードの写真/絵で思い出すことを話してください。
・グループで、各カードがどういうつながりになっているか話し合ってください。
・グループでお互いに紹介した話で一番面白かった人の話を選んでください。
(グループごとの話をいくつか紹介させると笑いが起こり、参加者の雰囲気も和らぎます。)盛り上がった後は?
はじめは、写真や絵で盛り上がり、多少ザワつくかもしれません。 話し出すと、なかなか話が終わらないかもしれません。本来の活動を始める時間になったら、 「その続きは、授業の後に、ぜひ話して。」と区切っていいのです。 「話が止まらない」ということは、「お互いに話せることがある」ということで、話のきっかけを与えられたという成功の印です。 そこから先は、通常の学級経営やグループマネジメントのスキルを使って、本来の学習活動に入っていきましょう。7人以上のグループを作る場合
必要なグループ数の2倍でグループ分けをし、後で2つのグループを1つにまとめていくという方法もあります。 ただし、グループ学習では、4人くらいのグループをお勧めします。5. Group Me!に到るまでの問題意識
多くの教育現場で、児童・生徒のコミュニケーション力の問題があげられ、 ディベートやディスカッションを多く取り上げています。しかし、「意見を出す」には「意見を出せる環境」がないと難しいのです。 「意見を出せる環境」とは、安心して自分自身をさらけ出せる環境です。 大学生の多くは、はじめに座った席に座り続けていく傾向があります。思春期にある中学生や高校生は、 自分の仲間をつくりたい年齢でもあるので、親しい仲間同士で固まっていく傾向があります。 クラスの中に様々な素晴らしい仲間がいても、意図的に学習環境としてグループ分けなどを工夫していかないと、 せっかくの学びの輪を十分に広げられないまま学校生活を送ることになります。 お互いの緊張を解き、お互いに学び合う機会を増やしていくことで、 対面式授業の学びをより活発に、より深めることができます。 このような問題意識から、学び合える環境づくりの道具として、Group Me! を作成しました。6.Group Me!のメリット
・意図的で円満なグループ分け小学生から大学生まで、グループ決めは児童・生徒にとって一大事です。 児童・生徒にグループを決めさせると、時間が非常にかかる上、 グループに入れない子供が辛い思いをすることもあります。 一方、教師が意図的にグループをつくると、子供達からの反感をまぬがれません。 Group Me!を使うと、教師は子供達に気づかれないように意図的にグループづくりを操作することができます。 また、指名もしやすくなります。例えば、「○○のカードを持っている人」と、ランダムに指名ができます。 生徒達から「エコヒイキ!」と揶揄されることなく、楽しく指名できます。・ アイス・ブレーキング子どもの頃からよく目にする生き物や植物が登場したり、 馴染みのある民話の一場面が登場するので、「なんだっけ?」や「これ、知ってる!」と、 参加者の感情を自然に揺さぶります。揺さぶられるから、「これ、何?」とお互いに聞きやすい のです。身近なものを題材にしていますから、誰もが何らかの思い出や経験を持っています。 だから、自然に会話が弾みます。・ 固定化した子どものイメージをリフレッシュ学校では、えてして勉強のできる子、 スポーツのできる子がクラスの人気者になる傾向があります。 でも、学校の成績に直接結びつかなくても、豊かな経験や知恵をもった子ども達はたくさんいます。 Group Me!は、そんな子ども達が活躍し、クラスメイトから見直される機会をつくることができます。・ 子どもから大人まで学校、大学、研修やワークショップなど、色々な場面でのグループ分けに活用することができます。・ 興味・関心アップ「生き物/植物編」は、自然体験の少ない子供達に、 生き物に対する興味・関心を持たせるきっかけをつくれます。 「物語編」は、昔、読んだことのある(聞いたことのある)お話を思い出させてくれます。 グループ分け用のカードですが、色々な学習活動の教材としても使えますので、 遊びながら学習への興味・関心を高めます。・ 異文化への好奇心アップ生き物/植物編では、12カ国語(日本語、中国語、韓国語、ベトナム語、タイ 語、タガログ語、スペイン語、ポルトガル語、 英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、)でその植物/生き物の名前が書いてあり、 多様な言語に対する好奇心を刺激します。 特に、近年増加している日本語を母語としない子ども達の母語で多いものを入れています。 また、小学校から英語を学んでいるので、英語と深い関わりのあるヨーロッパ言語も表記しています。物語編で は、馴染みのある日本の民話、イソップ童話、 アンデルセン童話、グルム童話だけでなく、 アイヌや沖縄の民話、アジアの民話、アラブの民話など、主 人公のバランス(女性、男性、お年寄り、動物など)を考えて用意しています。
お申し込み・お問い合わせ:
ご注文くださる際は、大谷宛に注文書を 添付したメイルをお送りください。メイルの タイトルには「Group Me!」とお入れください。今後も改善していきたいと思っておりますので、お気づきの点、ご要望などございましたら、今後の参考にさせていただきたいと 思っております。
注文書(見本用PDFファイル)
お送りいただくワードの注文書(ダウンロードしたら、デスクトップに保存sされます。)宛先: 玉川大学教育学部 大谷千恵 chie@edu.tamagawa.ac.jp
*紛失・破 損してし まったカードなどの補充もできます。何のシリーズの何番のカードかご連絡いただければ、ご希望のカードのみの追加注文も可能です。