研究センターの活動

ミツバチ科学研究センターは,
  1) 資源昆虫として最も重要なミツバチに関する幅広い研究と,
  2) ミツバチとその生産物への関心を高めるため啓蒙・普及を目指して次のような活動をしています.

 1 ミツバチとその生産物の研究
 2 研究会・研修会の主催
 3 研究者国際交流
 4 機関誌「ミツバチ科学」の発行
 5 ミツバチに関する情報・データの収集と公表
 
さらに平成11年度より部門制が導入され,研究に関しては以下の3部門が独立して,あるいは協力して担当しています.

1 ミツバチ生物学研究部門
研究の方向
ミツバチを中心に関係昆虫の生物学的な側面を扱います.特に生物資源として期待度の高いニホンミツバチの生態,社会性昆虫としてミツバチがもつ高度な社会構造,短い生涯に多くの仕事をこなすために働き蜂が持つ多機能性などを主眼に研究を進めています.
理学的成果としてはもちろん,養蜂技術など応用分野に反映する成果を得ることが期待されています.

現在の
研究テーマ

a.ニホンミツバチの行動,生態に関する研究
b.ミツバチの社会構造とその制御に関する研究
c.ミツバチ唾液腺の機能に関する研究
d.スズメバチ類の生態と防除に関する研究

2 生産物研究部門

研究の方向

健康食品,機能性食品として利用価値の高いミツバチの生産物
を, 生産に関する生物学的側面から技術面を扱う養蜂学的な側面まで,さらには製品に関する食品化学的な側面までを扱います.
また雄蜂児粉末利用による天敵昆虫の大量増殖に端を発した有用昆虫増殖関連の研究をも含んでいます.


現在の
研究テーマ

a.ミツバチによる資源利用
b.ハチミツ,ローヤルゼリーの化学と利用
c.プロポリスの化学と応用
d.テントウムシ・クサカゲロウ類の栄養学
e.天敵昆虫の大量増殖


3 花粉媒介機能研究部門

研究の方向

ミツバチの人類への大きな貢献は農作物の花粉媒介による食料増産です.この価値はミツバチの直接生産物の価値をはるかに上回るといわれ,現在の農業における不可欠な要素です.この研究部門では,ミツバチを始め,マルハナバチや他のハナバチによる花粉媒介を扱い,花と昆虫の生態から花粉媒介者の増殖,利用に関する応用的な研究までを取り扱っています.

現在の
研究テーマ
a.ポリネーターとしてのミツバチの利用に関する研究
b.マルハナバチのポリネーターとしての利用に関する研究
c.ハナバチ類の生態に関する研究




 

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