「養蜂学」採蜜実習
2000.5.24

昆虫学研究室4年生の笠原さんにミツバチの巣の中を見せてもらう.

「たくさんいるー」

吉田先生から説明を受ける.「この巣板は全面がシールされていて,充分に濃縮が進んだハチミツが入っています...」
軽々と持っているけど本当はけっこう重い...

蜜巣房のシールを蜜刀で切り取る.シールを切り取らないとハチミツが出てこない.この過程で味見ができたかな.

「手つきが...」

 

こちらは2枚がけの小型の遠心分離器.蜜巣板が2枚入ります.

 

こちらは9枚がけの遠心分離器.9枚の巣板が入ります.


回転する遠心分離器.飛び出したハチミツが壁面に当たる音が心地よい.
あまり高速で回転させると巣板が壊れることも.この日も1枚だめにしました.


ストロボをたくと,飛び出しているハチミツがきらりと光る.まさに黄金の液体.

遠心分離器の下側にあるコックをきると,ハチミツが...「わあー」と歓声が上がる.
さっそく持参のパンやヨーグルトと一緒に味わう学生も.来週には瓶詰めしたものが配られる予定.

今年のハチミツ.昨年よりも色は淡黄色で,見た目には淡泊な感じ.それでも糖度は80.5%あり,この時期のハチミツにしては濃厚.蜜源は連休中のレンゲと,その後のニセアカシアが主体で味も良.