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NHK月曜ドラマシリーズ NHK総合 月曜日２１：１５−２１：５８（４３分間） ドラマのホームページは以下のアドレスにあります |
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撮影現場リポート |
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 ミツバチに関係するシーンの収録は都内のマンションの屋上で行われました．アパートの屋上にキンリョウヘン（東洋蘭の一種）がおいてあり，ここにニホンミツバチの分蜂群がやってきたという設定です．右は今回使用したキンリョウヘン．ちょうど満開のすばらしい株を熊本県から取り寄せての撮影となりました．このキンリョウヘンという蘭は，ニホンミツバチを惹きつける不思議な蘭です． |
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 今回は，このキンリョウヘンにニホンミツバチが惹かれてやってくる場面があるというので，撮影の協力依頼を受けました．当施設の吉田主任が「蜜蜂監修」ということで全面的に協力しました．
ニホンミツバチは，やはり熊本県で分蜂したものを送ってもらい，蘭の近くで放しました．キンリョウヘンに向かって猛烈な勢いで集まり，あっという間に大きな蜂球が形成されました． この蜂球の中には，キンリョウヘンの花序が２本取り込まれています（蜂の重さでしなだれています）． |
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| キンリョウヘンについた蜂球をねらうカメラ３台とマイク数本． 撮影時は，刺されるのを避けるため，撮影スタッフには面布をかぶってもらいました（前日の撮影では，数名の犠牲者が出てしまったので，この日は面布着用を徹底していただきました）．蜂が怖いというよりは，蜂球形成の神秘に声が出ないという感じに，屋上は静けさにつつまれていました（実際，電車や飛行機だの雑音は多かったのですが）． |
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 キンリョウヘンの鉢植えから段ボール箱に蜂を移すという作業がこの撮影のキーポイントでした．かつてニホンミツバチの養蜂を志した父をもつ息子という設定なだけに，手際よく蜂を扱ってみせなくてはなりません．役者さんに演技指導するも．実際に蜂を箱に移すのは本番一回限りです．失敗は許されません．しかも本番は当然のように面布なし．緊張が走ります． |
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 後は本番だけというときに，突然，蜂が動きました．キンリョウヘンに集まってから約１時間しか経過していないのに，あれよというまに，ミツバチが蘭を離れて飛び立ち，このまま飛去してしまうかという勢いで屋上に大きな環を描きながら飛び回り始めました．ど，どうしよう．．．という間もカメラはこの貴重な群飛を収めていました（さすがはプロですね）．幸い，隔離しておいた女王蜂でミツバチをおびき寄せ，もう一度キンリョウヘンに集め，無事に撮影は完了しました．
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撮影スタッフの皆さん，本当にお疲れさまでした．．． |
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このほかにもミツバチの登場シーンはいくつかあります． |
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