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聖三位一体

ロシア・イコン 16世紀 板、テンペラ 33.0cm×28.2cm

三位一体の主題は、神学的には父なる神に子なるイエスと聖霊とが帰一して、三者が一体であるという思想にもとづいている。それによると、アブラハムはマムレで天幕の入口にすわっていると、3人の人が彼に向かって立っていた。彼は「わが主よ、もしわたしがあなたの前に恵みを得ているなら、どうぞしもべを通り過ごさないで下さい」と言い、妻サラとともに食事を整えて饗応した。この3人に対して「わが主よ」と単数で呼びかけているので、ここから3人(三位)が一体であるという神学的解釈がなされ、この図像が成立している。

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