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マンディリオン(聖顔布)

ロシア・イコン 1600年代 板、テンペラ 32.0cm×27.0cm

エディッサのアブガル王は、主のもとに一人の画家を遣わし、肖像を描かせようとしたが、画家は主の顔から発する輝きのため、描くことができなかった。その時キリストは自ら、麻布(マンディリオン)に顔を押しつけ、アブガル王に送ったところ、布にはキリストの顔が映し出されて残り、のちも多くの奇蹟を現したという。そのため、この類型に属するイコンは顔が正面を向く形で表される。また、マンディリオンにまつわる伝説は、イコンがキリストや聖母などの原像が映しだされたもので、人によって描かれたものではないという解釈にも結びついているといえる。画面では、左右二人の天使がキリストの顔が映しだされた布を掲げもち、背景の布地の色が顔の茶系統の色彩を際立たせている。

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