Why On-line Class?

 English

なぜ、On-line授業?

学習環境

On-line授業の可能性

1つのアプローチとして

なぜ、On-line授業?

このOn-line授業では「人・人との関わり」に焦点を置き、定期的に通常の授業と組み合わせて実践しています。単なるE-mail交換や海外のホームページにアクセスするだけにとどまらず、生徒自身の作品(スピーチ、プロジェクト、詩、海外への手紙など)をホームページ上で発表することを通して、英語が世界につながっている「英語の楽しさ」や「面白さ」を発見していって欲しいと考えています。この「楽しさ」とは、受け身で楽しむ"entertainment"ではなく、自分で関わりを持って得られる"enjoyment"を目指しています。

しかし、この「英語の楽しさ」を実感させるには、時に教室は狭く、時間やカリキュラムに充分な余裕がないことが多々あります。せっかく教科書で取り扱っている異文化理解に関わるトピックは単なる文法の説明や新しい単語の学習だけで終わらせるにはもったいないくらい面白い内容のものがたくさんあります。英語の教科書も、文部省が打ち出している「コミュニケーション能力」と「国際理解」を取り入れようと、様々な分野の題材を取り上げ、変化しているのです。また、英語学習や英語学習に伴う異文化理解というものは、教室内だけで実践できるものではありません。

On-line授業は、外国の話を「お話」だけで終わらせず、生徒達がコンピューターを通して「本物」を体験することを可能にしてくれます。特に同年代の外国の子供の絵や作文などに生徒は関心が強く、そのような経験は英語を学習するMotivation(動機)を高めてくれます。また海外からのメッセージは、生徒達の英語学習の目的も明確にしていきます。

 

 

生徒の学習環境

On-line授業は、生徒が常に使える学習環境にもなります。生徒がもう一度前に学習したことを振り返りたいとき、家族に自分の発表の様子を見せたいとき、あるいは欠席した授業の埋め合わせをしたいとき、など「学習」は生徒が学習を必要とするときに、すぐに始められる環境が用意されていることは大切だと考えます。また、学習が進んでいる生徒がより発展的な学習にチャレンジしていける環境も大切です。そのような環境をインターネット上にあるOn-line授業は、常に可能にしてくれます。

また、この世界には様々な考えや価値観をもった人々がいるという「世界の広さ」と、技術の進歩によって瞬時に海外の情報を直接得ることができ、直接コミュニケーションもできるという「世界の身近さ」も同時に感じてほしいと思っています。ですから、生徒が教室を離れても自分達が学習したこと、発見したこと、自分達の発表の様子などを再訪問できるようにOn-line授業をつくっています。

 

 

On-line授業の可能性

このようにOn-line授業の利点として挙げられることは、(1) 英語の楽しさをより具体的に体験できること、(2) 学習の復習がいつでもできること、(3) 欠席した授業の補修や発展学習が可能になること、(4) 英語が世界につながっているということを直接体験できることなどです。また、生徒は「英語の学習って、教室の中だけじゃないんだ!」ということにも気がついていきます。

もう1つの大きな可能性を挙げたいと思います。それは、web-portfolio という新しい形のportfolioの考え方です。成績表だけでなく生徒の学習の記録、学習の過程はテストなどの結果だけで測ることはできません。生徒がどのような題材で、どのような学習に取り組み、そしてどのような作品(作文、発表、スピーチ、プロジェクトなど)を作りあげたかを残すことができるなら、それは何にもまさる学習の過程そのものの記録になるかと思います。紙で全ての生徒の記録を残すにはたくさんのスペースが必要です。でもサーバーの中に保存できるのならば場所も時間の問題も解決してくれると思うのです。更に、それは生徒だけのPortfolioだけでなく、教師のつくったカリキュラムや指導の過程の公開と記録にも繋がると考えます。隣の教室がどのようなカリキュラムで学習しているのか知ることは教師にとって何よりの勉強になると思います。Cross-Curriculum的な取り組みも、他の教科がどのような学習をしているのかお互いに知ることから始まるのではないかと思います。これらのことを考慮すると、On-line授業は生徒達だけではなく、教師にとっても多くの可能性と機会をもたらしてくれるのではないかと感じています。

 

 

On-line授業はあくまで1つの方法

私は、On-line授業が一番いいと考えているわけではありません。教師が教室の中で、じっくり文法の説明したり、練習問題をしたり、写真や手紙などの本物を直接見たり、触ったりすることもとても大切と考えています。また、生徒が図書館でゆっくり調べたり、友達と一緒に勉強することも非常に大切な学習と考えます。

重要なことは、そのクラスの生徒にあったカリキュラムの中における「1つの方法」として活用することと考えています。

私の研究などについては、Chie's Studyをご覧ください。