−稲城第4中学校のみなさん−

 

 


(平成15年9月8日)

お久しぶりです。

 

いただいたインデカ米は一度病気にしてしまいました。残ったものでやり直しましたが、背丈はせいぜいが30センチ程度、それでも、本日みたところ出穂がみられました。まだ開花はありませんし一粒が小さい気もします。 病気の原因はおそらく浸種のときに水が痛みぬるぬるしていました。播種後の様子をみましたが矮小したまま最後まで背が伸びずに枯れてしまいました。その様子などをレポートにせねば・・・と思っております。

 本校の玄関先に黄色いコスモスを植えています。袋の説明のとおりですとやや播種が早すぎたかもしれません。花が咲くといのですが・・・

伊藤先生  

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お久しぶりです.生育が遅れているとのことですが,あきらめないでやれるところまでやってみてください.陽当たりの良い屋内に入れてみるのも手です.頑張ってください.ゲンボー先生


生育記録を送ります.今年は10種近くの稲を扱いました。そのうちの4種については2週間の間に日にちをずらして浸種しました。そこで小袋に分けてバケツに入れたのですが、小袋のなかで水が痛んでしまったようです。この失敗の後、100円ショップで洗濯用のメッシュの袋に入れることにしたのですが、インデカ米は手遅れになってしまいました.

バケツの水を換えているところです。このような状態でも小袋の中では水がぬるぬるになりました。大失敗です。

 

結局、病気のために成長しまませんでした。土が原因なのかもしれませんが、この前の段階で育種用の土で育てていたときからこの状態ですから、やはり発芽させるときにしっぱいしたのだろうと考えています。

 

6月19日から仕切りなおして浸種開始。今度は消毒もしました。

 

だいぶ伸びてきました。この後ペットボトル2本分を足しました。とにかくヒョロヒョロと伸びる伸びる・・・

 

9月17日の様子です。IRが出穂しました。種籾の大きさは小ぶりだと思います。中が充実するかどうかもわかりません。

 

IRの様子です。バケツが10リットル用です。ですから稲の背丈もそれほど高く育っていないことがわかるかと思います。インディカ品種は背が高くなるのではと勝手に思っているのですが、他の学校ではどうなのでしょうか?

種類によって丈が違いますので,それぞれデータを出してみてください. 

10月16日のIRの様子です。

ここ数日、気温が低下したので、ビニール袋をかけておきました。ようやく出穂です。前回、IRが出穂と報告したのは間違いでした。

 

 

これがIRの株の元の様子です。日本晴れのひこばえが成長して、IRと同居しています。この日本晴れの稲からの出穂を、IRの出穂と勘違いしていました。2品種の背丈の違いが出てきてはじめて気がつきました。間違ったデータを送ってしまい申し訳ありませんでした。前回レポートしたように、最初の育苗は失敗しました。そこで、昨年度の土にそのまま植えれば大丈夫なのではと考え、日本晴れの古い株が残っているバケツにそのままIRの苗を植え付けてしまったのです。失敗はしましたが、ひこばえの出穂が遅れたということは興味深いことだと思いました。インディカ系の稲とジャポニカ系の稲の自然交配はこのようにして可能だったのではと、ふと思った次第です。

不耕起栽培と同じ条件なのが興味深いですね.ご存知のように不耕起栽培では,前年の株元に種籾を蒔いていきます.

 

10月16日のパトマの様子です。出穂した後の開花を観察していません。見落としたのか、開花していなのか分からないので、報告するのは心苦しいところです。実がはいるといいのですが・・・

10月16日のブルーベルの様子です。まあまあ順調です。指で押してみると、種籾の中身も少づつ成長しているようです。いったい何粒の種籾ができるか楽しみです。

 

伊藤先生,スタートが遅れたにもかかわらず立派に成長しましたね.IR36は晩成種ですから手間がかかったことと思います.3種の稲のデータを掲載していただけると子どもたちへの良い資料となります.お願いできますか?ゲンボー先生