毎年10月に開催される玉川学園の「総合体育祭」は幼稚園児から大学生までが一堂に介して繰り広げられる。体育・スポーツ科学センターではスタッフ教員と大学健康教育コースの学生とともに企画運営を担っている。

 「われわれの競争相手は、無限大の大空、確乎不動の大地、しっかり頑張ろう!」
玉川学園伝統の体育祭スローガンです。
体育祭に向けて園児・児童・生徒は9月の始業と同時に約1ヶ月以上の間、体育の時間を中心に朝練習、特別練習を行います。学生は夏休み最後となる9月下旬から集中練習を行います。
私たちは体育祭に大きな2つの意義があ
ると考えています。1つは全人教育における「健の教育」としての意義。小手先の技術や目先の勝ち負けにこだわらず自己の心身の確立を目指す「健の教育」がそれであり、自ら培った体と心のすべてを無限大の大空と確乎不動の大地に踊らせるのです。
そしてもう1つは「行事教育」としての意義。幼稚部生から大学生までが、これだけの時間と手間をかけて十分に練習、準備を行うのは行事を通して伝統を守ること、協調性・連帯意識を育むこと、そして感性を育てることを目指しているからです。

                     


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