玉川大学出版部の本


ドイツの異文化間教育

天野正治(筑波大学教授)編
見世千賀子(筑波大学助手)・山田容子(筑波大学大学院教育学研究科博士課程在学)共著

A5判上製・444頁
定価 :6,510円(税込)
発行年月 :1997年7月
ISBN :ISBN4-472-10881-X C3037
ジャンル :教育一般

教育の国際化が叫ばれて久しいが、本当の意味での異文化との共生への道は険しく、外国の教育現場の例を見ても課題は山積みにされたままである。本書は、ドイツにおける教育の現状を文献研究と調査報告によって紹介し、日本の教育の現場における異文化理解、異文化交流、そして国際化実現へのヒントを示唆する。

主な目次

  はしがき
第1章 ドイツにおける異質との共存を目ざす教育
第2章 ドイツの多文化教育−一九九三年一〇月の現地調査から
第3章 教育におけるヨーロッパ的次元の発展−ドイツの場合
第4章 ドイツにおける外国人子女教育の展開
第5章 ドイツ・バイエルン州における異文化間教育の展開−共に学び互いに学ぶ
第6章 ドイツにおける異文化間教育の展開−H.H.ライヒの所論から
第7章 ドイツの総合制学校における社会的統合の理念の展開
第8章 ドイツにおける異文化間教育の教材ならびに反人種差別主義教育
第9章 人権の教授−ゲオルク・エッカート国際教科書研究所の会議報告より
第10章 ドイツの国際学校・外国人学校−一九九五年一〇、一一月の現地調査から
第11章 ドイツ連邦共和国における外国人学生−諸研究の成果の総合的考察
第12章 近年のドイツにおける教科書研究と教科書改善
  付録「学校における異文化間教育」勧告(一九九六年一〇月二五日の常設文部大臣会議決議)
  注・参考文献

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