ドイツ精神史 −ゲッチンゲン大学講義− |
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ヘルマン・ノール (ドイツの教育学者)著
島田四郎(元・玉川大学教授)監訳
坂越正樹(広島大学助教授)・林忠幸(福岡教育大学教授)・三井善止(玉川大学教授)共訳
A5上製・236頁
定価 |
:5,880円(税込) |
発行年月 |
:1997年10月 |
ISBN |
:ISBN4-472-11081-4 C3011 |
ジャンル |
:哲学・思想 |
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ノールは疾風怒濤からロマン主義に至る時期を、一つの纏まったものと考え、ドイツ運動という呼称の下に、ゲッチンゲン大学で講義を行った。この講義は彼の著作活動のなかで、中心的意味を持っている。というのは20世紀初頭の教育改革運動やそれと同時に彼自身の著作を理解する背景を、彼はここで明らかにしているからである。 |
主な目次
序論
第一段階
1 新しい生の体制の成立と文学におけるその表現
A 新しい生の姿勢
(1)新しい生の感情
(2)抽象と概念への反対闘争
(3)体験すること
(4)生の高揚
(5)汎神論
B 個々の文化体系における成果
(1)社会
(2)芸術
(3)美学
(4)道徳論
(5)教育論
(6)宗教論
(7)科学
2 カント的反対
(1)認識の問題
(2)倫理学
(3)美学
(4)目的論的自然考察
(5)歴史哲学
第二段階
(1)理想主義の始まり
(2)シラー
(3)フンボルト
(4)フィヒテ
第三段階
(1)新しい世代の課題
(2)ロマン主義の文学
(3)新しい民族・国家概念
(4)新しい教育学
(5)シュライエルマッハー
(6)ヘーゲル
結論
(1)ドイツ運動の破綻
(2)第四段階 |
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