玉川大学出版部の本


生涯学習の社会学

赤尾勝己(関西大学助教授)著

A5判上製・248頁
定価 品切・オンデマンド対応
発行年月 :1998年11月
ISBN :ISBN4-472-11321-X C3037
ジャンル :社会教育

現在おこなわれている生涯学習は、自らの個性に基づいて自由に展開できる営みといえるだろうか。社会教育と学校教育を貫く総体として生涯学習をとらえ、脱学校論のモチーフをベースにしながら、世界システム論・国家論・再生産論という社会科学上の基礎理論とをクロスさせ、生涯学習社会の問題点に迫る。

主な目次

I 生涯学習社会の構築と「学校化」
  1章 学校教育改革の構図
  2章 発達課題と人間
  3章 資格証明書主義をめぐって
II アメリカの生涯学習社会
  4章 アメリカの教育改革のゆくえ
  5章 成人識字教育の展開と課題
  6章 生涯学習情報提供システム-ウィスコンシン州の場合
  7章 大学における「経験学習」単位の評価
III 生涯学習システムを読み解く理論装置
  8章 世界システムのなかの教育
  9章 文化的・社会的再生産論とカリキュラム研究
  10章 E・ジェルピの生涯教育論
IV 生涯学習の社会学へむけて
  11章 日本社会と生涯学習政策
  索引

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