文化のインベンション |
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R.ワグナー(米国・ヴァージニア大学教授)著
山崎美惠(共栄学園短期大学助教授)・谷口佳子(青森公立大学教授)訳
A5判上・248頁
定価 |
:4,200円(税込) |
発行年月 |
:2000年1月 |
ISBN |
:ISBN4-472-11441-0 C3039 |
ジャンル |
:社会・文化 |
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人間は自らに固有の現実を発明する。私たちはものごとを集合化と差異化の一方に意識を集中させて、他方をその行為の動機づけとして知覚する。この象徴作用がいかにして弁証法的均衡を保ちながら人間の人格を形成し文化が発明されるか、その過程を分析する。均衡を失い不安定に見える現代アメリカ文化の創造力の源泉を探る。 |
主な目次
はじめに
序
1章 前提としての文化
文化という観念
文化の可視化
文化の発明
2章 創造力としての文化
フィールドワークは現場の仕事
「文化」の曖昧性
蝋人形館
「文化への道」
3章 発明のパワー
発明は文化である
制御する
発明への要請
広告という呪術
4章 自己の発明
時間の創造者についてのあなたのための重要なメッセージ
人格の学習
「自分独自のものを行為すること」について−内在的人間性の世界
人間性の学習
5章 社会の発明
文化の「変化」−発明の流れとしての社会的慣習
言語の発明
社会の発明
文明の発生
6章 人類学の発明
人間のアレゴリー
文化を制御する
自然を制御する
総合的人類学の目標
原 注
訳者あとがき
人名索引
用語索引 |
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