文化とグローバル化 −現代社会とアイデンティティ表現− |
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A. D. キング(米国ニューヨーク州立大学教授)編
山中弘(愛知学院大学教授)・安藤充(愛知学院大学助教授)・保呂篤彦(和歌山信愛女子短期大学助教授)訳
A5判上製・248頁
定価 |
:4,200円(税込) |
発行年月 |
:1999年7月 |
ISBN |
:ISBN4-472-11481-X C3036 |
ジャンル |
:社会・文化 |
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モノやヒトの巨大な流れが行き交って国家の枠組みを超えている今日、グローバル化についての議論も数多くなされている。本書は社会学・政治経済学・人類学・比較文化・美術等、専門領域を異にする10名の研究者による文化とグローバル化に関する共同研究。グローバルな場における文化理解のための新たなパラダイムを論じる。 |
主な目次
緒 言
謝 辞
序論 文化の空間、知識の空間(アンソニー・キング)
1章 ローカルなものとグローバルなもの
− グローバル化とエスニシティ(スチュアート・ホール)
2章 新旧のアイデンティティ、新旧のエスニシティ(スチュアート・ホール)
3章 社会理論、文化相対主義およびグローバル性の問題(ローランド・ロバートソン)
4章 国家的なものと普遍的なもの
−世界文化というようなものがありうるか(イマニュエル・ウォーラーステイン)
5章 周辺文化のためのシナリオ(ウルフ・ハナーズ)
6章 グローバル理論を問う
一 グローバル・バブルを越えて(ジャネット・アブー=ルゴッド)
二 文化交流のための言語とモデル(バーバラ・アブー=エル=ハジ)
三 特殊性と文化(モーリーン・テューリム)
四 グローバルなもの、都市的なもの、世界(アンソニー・キング)
五 グローバル化、全体化、言説的領域(ジョン・タッグ)
7章 グローバルなものと特殊なもの
−相反する文化理論の調停(ジャネット・ウルフ)
寄稿者略歴
訳者あとがき
索 引 |
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