自立する力を育てる教育 −スイスの生活科に学ぶもの− |
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鈴木由美子(広島大学講師)著
四六判並製・160頁
定価 |
:品切・オンデマンド対応 |
発行年月 |
:1999年5月 |
ISBN |
:ISBN4-472-30161-X C3037 |
ジャンル |
:初等・中等教育 |
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学校教育の問題性が指摘されるようになって、すでに30年近い歳月が過ぎようとしている。その最も大きな問題は、子どもたちが学校へ行くことによって生きる力を失っているという現象にある。学校は本来、子どもたちに社会で生きるために必要な能力を身につけさせ、自立を促進するところにその意義をもっていたはずである。それなのになぜ、学校は子どもたちの生きる力を抑圧するようになってしまったのだろうか。 |
主な目次
I章 「生きる力」をめぐる問題提起
一節 学校教育の本来の姿
二節 「生きる力」を育成する教育改革の方向性と問題
II章 自立の力とは何か
一節 子どもが自立するということ
二節 スイスの生活科の特徴
III章 自立する子どもを育てる生活科
一節 生活科の目的と内容
二節 自立の原則を教材化する試み)
IV章 自立する子どもを育てる歴史科
一節 小学校における歴史学習
二節 中学校における歴史学習
三節 歴史を教えることでどのようにして自立の力を育成するのか
V章 自立する子どもを育てるために-教育者ペスタロッチーに学ぼう
一節 なぜ人間の自立性が問われるのか
二節 ペスタロッチーはなぜ教師になったのか
三節 自立する子どもを育てるために教師はどうすればよいのか
四節 ペスタロッチーから学ぶもの
引用・参考文献
資料
あとがき |
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