芭蕉とユーモア −俳諧性の哲学− |
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成川武夫(東京芸術大学名誉教授)著
B6判上製・380頁
定価 |
:品切・オンデマンド対応 |
発行年月 |
:1999年9月 |
ISBN |
:ISBN4-472-30171-7 C0095 |
ジャンル |
:文学・語学 |
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芭蕉は脱俗的な求道精神に貫徹された真面目一辺倒の詩人だったのか。蕉風の詩精神に内在する滑稽性、自己風刺的なアイロニーに注目。上質の笑いであるユーモアの諸相について、連歌・俳諧の流れを辿りつつ、その複雑な意味を解き明かし、新しい芭蕉観を提示する。『世阿弥 花の哲学』『利休 茶の美学』に続く芸道思想論。 |
主な目次
はじめに
一章 俳諧の源流
二章 貞門俳諧と笑い
三章 談林俳諧と笑い
四章 蕉風俳諧への胎動と笑いの底流
五章 「野ざらしの旅」と蕉風開眼
六章 蕉風ユーモア句の諸相
七章 「軽み」の新風とその行方
参考文献
あとがき |
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