アメリカ田園墓地の研究 −生と死の景観論− |
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黒沢眞里子(昭和女子大学短期大学部講師)著
A5判上製・312頁
定価 |
:品切・オンデマンド対応 |
発行年月 |
:2000年11月 |
ISBN |
:ISBN4-472-40231-9 C3039 |
ジャンル |
:社会・文化 |
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19世紀アメリカに登場した墓地の一大革命である田園墓地。英国風景庭園にレイアウトされたそのピクチャレスクな景観は人びとの心を捉え、観光名所となって各地に広がった。本書はこのユニークな田園墓地を多角的視点から考察し、その景観に織り込まれた様々な意味を読み解き、文化現象としての田園墓地を浮かび上がらせる。アメリカ研究振興会第9回アメリカ研究図書出版助成。 |
主な目次
序
第一章 一九世紀アメリカの死の賞揚
第一節 ワシントンの死
第二節 追悼画の流行
第三節 死に想いを巡らす感傷
第二章 田園墓地の誕生
第一節 田園墓地以前の墓地改革
第二節 田園墓地の特徴
第三節 田園墓地と園芸との関わり
第三章 マウント・オーバーン霊園
第一節 背景としてのボストン
第二節 ジェイコブ・ビゲロー
第三節 マウント・オーバーン霊園の誕生
第四章 アメリカの「聖地」の創造
第一節 聖地となった田園墓地
第二節 地形的特徴─ 川と丘と道
第五章 文化施設としての田園墓地
第一節 彫刻の美術館としての田園墓地
第二節 墓地から公園へ
終 章
注
参考文献
写真・図版出所一覧
人名索引
事項索引
あとがき |
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