玉川大学出版部の本


<高等教育シリーズ109>
人文科学に何が起きたか −アメリカの経験−

A. カーナン(プリンストン大学名誉教授)編
木村武史(山口大学助教授)訳

A5判上・304頁
定価 品切
発行年月 :2001年10月
ISBN :ISBN4-472-40259-9 C3000
ジャンル :高等教育

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大学改革の嵐が吹き荒れる今日、人文科学系の学問は難問に直面している。本書は、アメリカの人文科学研究者たちが集い、人文科学の現在と未来について真摯に議論した会議の記録である。今日の大学改革、とくに学問の基本的理念に関する議論がたいへん参考になる。

主な目次

 前 文(ウィリアム・G・ボーウェン/ハロルド・T・シャピロ)
  序 人文科学と高等教育における変化(アルヴィン・カーナン)

I 統 計
  1章 民主化と衰退?-人口統計学上の変化が人文科学にもたらした結末(リン・ハント)
  2章 一九七〇年から九五年までの人文科学における財政支援の傾向-システムの安定性への省察(ジョン・H・ダームズ)
II 教 室
  3章 無知な群衆と真夜中の衝突-人文科学の教室における変化 一九七〇−九五年(フランシス・オークレイ)
  4章 進化と革命-文学的人文科学の変化 一九六八−九五年(マージェリー・サビン)
III 書物、図書館、読解
  5章 デジタル時代の人文科学と図書館(カルラ・ヘッセ)
  6章 読書の実践(デニス・ドナヒュー)
IV 理 論
  7章 方法を超えて(ゲルトルード・ヒンメルファーブ)
  8章 変化の時代(フランク・ケアモード)
  9章 メタファーの探求(クリストファー・リックス)
V 組 織
  10章 学問的権威の消滅(ルイス・メナンド)
  11章 会的行為としての学問(ディヴィッド・ブルームウィッチ)

  付録 一九六六年から九三年までの人文科学における学士号と博士号の統計表と数値
  注
  執筆者紹介
  訳者あとがき

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