私らしい生きかたを求めて -女性と生涯学習- |
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岩崎久美子(国立教育政策研究所主任研究官)・中野洋恵(国立女性教育会館主任研究官)編著
A5判並製・296頁
定価 |
:2,940円(税込) |
発行年月 |
:2002年10月 |
ISBN |
:ISBN4-472-40276-9 C0037 |
ジャンル |
:社会教育 |
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自分自身で脚本を書き、プロデュースし、主人公となって生きる人生というドラマ。生涯学習はその強い味方になるだろう。いまや女性のライフスタイルは多様になり、自ら学び自ら力をつけることが求められる社会である。男女それぞれがのびやかに暮らし、よりよきパートナーとなるために、人生をどのようにデザインするか。 |
主な目次
はじめに-もしも夫が失業したら(岩崎 久美子)
序章 女性が求める生涯学習とは(岩崎 久美子)
1 女性の幸福とは
2 なぜ女性なのか
3 多様な女性の生きかたに応える
I 新たなライフスタイルを学ぶ
1章 女性をとりまく人・社会・世界(岩崎 久美子)
1 社会変化を取り込み、学ぶ
2 自分で生きるための学び
3 「違い」をもって個人がつながる
2章 女性にとって学校とは(冠野 文)
1 科学とは、自分をよく知るための学問です
2 あらわなカリキュラムと隠れたカリキュラム
3 試行錯誤できる主体を育てる
3章 子育てつらいか、楽しいか(中野 洋恵)
1 どうして子育てがつらいのだろう
2 子育て期の課題
3 課題解決のために
4章 大切にしたい中高年期の学習(久保 桂子)
1 中高年期女性の現在
2 中高年期の学習へのニーズと学習課題
3 中高年期の学習プログラム
5章 高齢期の生きがいを求めて(別府 明子)
1 高齢化社会
2 高齢者理解
3 高齢期の生きがい
II 仕事を学ぶ・文化に学ぶ
6章 女性が「働くことを学ぶ」意義(松波 めぐみ)
1 「働くこと」についての教育・学習の不在
2 変化を捉えるために
3 自分の船で航海するために
7章 仕事を中断せずに働く-女性労働力を求める社会変化と現実(岩崎 久美子)
1 求められる女性労働力
2 仕事を続けるためには
3 仕事に復帰するとは-職業中断の場合
4 男女ともに働きやすい職場とは
8章 当たり前の仕事を見直す(冠野 文)
1 見えにくい仕事-「ふつう」の家庭?
2 <当たり前>が見えるとき
3 <当たり前>を越えるかたち-家族を開き、みんなで貧しくなりあおう
9章 多様な生きかたを学ぶ(立田 慶裕)
1 学習活動に性差はあるか
2 制度化された文化の学習
3 ジェンダー文化の理解
4 ジェンダー・フリーの文化へ
10章 メディアで学ぶ・メディアを学ぶ・メディアで表現する(諸橋 泰樹)
1 メディア社会と日常生活
2 コミュニケーション格差と情報ギャップ
3 女性の生涯学習とコミュニケートする権利
4 メディアを使った学習からコミュニケーション実践へ
III 学習によるエンパワーメント
11章 女性の学習支援の動向(鈴木 優子)
1 婦人教育施策のあゆみ
2 女性の学習支援活動の実践例
3 女性教育施策から男女共同参画学習の支援施策への課題
12章 学習の場としての女性センター(中野 洋恵)
1 女性センターってなあに?
2 女性センターのもつ機能
3 二一世紀の女性センターを展望すると
13章 市民活動に参加する(須田 和)
1 学習からネットワークづくりまで
2 女性の市民活動に必要な支援
3 ニーズ追求から支援へ、参加から参画へ
14章 動き出したグローバルネットワーク(國信 潤子)
1 国際的な流れのなかで
2 エンパワーメントのための学習
3 インターネットによる生涯学習の変貌-バーチャル・ネットワーク
終章 女性の生涯学習の今日的課題とその解決に向けて(中野 洋恵)
1 変貌した女性のライフスタイル
2 ライススタイルの変化と学習課題
3 課題解決のための学習の場と方法
4 女性の生涯学習のこれから |
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