Guest Speaker
「異文化理解と教育」の授業に、玉川学園高等部でWorld Studiesを教えていらっしゃる硤合先生をお招きしました。硤合先生は、カ ナダのトロント大学に3年 間留学され、Global EducationやWorld Studiesの第一人者であるDavid Selby教授のもとで学ばれました。参加型で生徒達自身の内面も見つめ直す、問い直す実 践研究の積み重ねの成果とし て、玉川学園高等部はユニセフ研究協力校となりました。
当日は、学生達が参加しながら、お互いの知らなかった面や自分自身を振り返る活動や、私 達の中にある偏見を映 し出すアクティビティを通してWorld Studiesを経験させていただきました。ちょうど「世界難民Day」だったこ ともあり、難民の立場で シュミレーションする活動をしました。すでに、「難民」についてはある程度の知識を持ってはいましたが、具体的な状況の中で、難民として限られた時間の中 で、色々な判断をくだしていく経験をするのは初めての経験となりまいた。持ち物を選ぶこと、せっかく持っていっても取り上げられてしまうもの、役にたたな いもの...など、限られた時間と緊張の中で急な判断を求められることがいかに大きなストレスであるかを体験することができました。また、シュミレーショ ンであることが明白な状況の中でも、自分の伝えたいと思うことが伝わらない（言葉が通じない）ことのもどかしさ、子どもがいればより不安も高くなるであろ うことなど、社会的弱者の視点から考えを掘り下げることができました。
今回のようなシュミレーションを活用した授業などは、小学校の総合的な学習でも使うこと ができます。「異文化理解と教育」履修者は、ブラックボードにWHOの専門家を招いた特別授業(シュミレーションを活用して、WHOの仕事や役割を体験）の ビデオがありますので、閲覧しておいてください。
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硤合先生、ありがとうございました。