Guest Speaker


鈴木栄先生と神奈川総合高校の高校生達

 

国際理解教育の授業にまた鈴木栄先生をお招きしました。前にも英語コミュニケーションの授業にゲストスピーカーとして来ていただきましたが、今回は神奈川総合高校のグローバル教育、高校生達がつくったOne Coin Concert 、そのOne Coin Concertで集めたお金でネパールの子供のための奨学金プログラムを作るまでについてのお話をしていただきました。当日来てくれた高校3年生の生徒さん達は、受験勉強もちゃんとしながら毎年One Coin ConcertのためにFair Tradeやネパールに関わりの深いNGOについて勉強したり、交渉してきたそうです。2人は、来年から東京農業大学、早稲田大学の大学生です。大学生になったら、「もっと色々勉強し、もっと色々なことをしていきたい!」という意欲と可能性で輝いていました。鈴木先生、高校生達の発表から出て来たキーワード、「持続可能(Sustainable)」、「異なる価値観を認めること」、「1人1人を力づけること (Empowerment)」が、グローバル教育に関わる取組には必要不可欠であることが伝わって来ます。

 

当日の内容:

A. 鈴木先生のお話  「国際化時代の英語教育」

  1. はじめに

  2. 学校紹介 神奈川総合高校
    • 単位制、
    • 国際文化コース/個性化コース
    • 多様な背景を持つ生徒(在県外国人生徒、帰国生徒、中途退学者)
    • 学校目標:国際教育・共生

  3. グローバル教育

  4. 具体的な取り組み

    English Day Camp(企画:国際部&英語科)
    One Coin Concert(企画、実施とも生徒達)
    Global学習の推進(地球市民かながわプラザとの共催)

    "The door to commitment is a combination of knowledge and action." (Jarvis, 1983)

B. 高校生の発表 「One Coin コンサート」

  1. これまでのOne Coin Consertで得た収益は、
    • 平成11年 バングラディシュの学校支援 (ACEFアジア教育基金と協力して)
    • 平成12年 タイの地雷で傷ついた象の支援(アジア象の会と協力して)
    • 平成13年 ネパールの学校支援(ねぱりバザーロと協力して)


  2. Fair Tradeについて

    One Coin Consertで販売している小物などは全てFair Tradeのものです。Fair Tradeは、そのコミュニティの自立を支えるために、中間搾取のないように生産者から直接買い、消費者に売ります。生産者から買う時も適切な値段(いわゆる市場の値段の適切さではなく、それを作るのに値する値段)で取り引きをするので、生産者は普通の取り引きよりもいい値段で売ることができ、消費者は適切な値段(安すぎも高すぎもない)で買えます。


  3. One Coin Consertを作り上げるまで


鈴木先生からGlobal Educationの説明


Fair Tradeについての説明


One Coin Concertまでの過程をビデオで説明

作成中:高校生達からのメッセージも来ます。お楽しみに!