生産農学科 理科教育コース

理論と実践をバランスよく学び
多岐にわたる自然科学の知識をもつ理科教員になる

理科教育コースは、児童・生徒に理科の面白さや不思議さはもちろん学問としての奥深さも伝えることのできる教員を養成します。1年次には生物学、化学を学びつつ農場での栽培実習『フィールド実習A』を行います。その後、物理学、地学の専門的な知識を修得し、理科の実践的な授業スキルや実験指導スキルを身に付ける専門科目(『理科指導法I ~ IV』『生物実験スキル』『化学実験スキル』『教職実践演習』『教材研究』等)に取り組んでいきます。
理科教育コースの学びは、1年次から同じ志を持ったクラスメイトと共に積み重ねていくのが特徴です。日頃から教壇に立つことを想定し主体的に授業に取り組む学生を歓迎します。
理科教育コースでは、高等学校教諭一種免許状(農業)または中学校教諭二種免許状(技術)も取得できます。さらに、小学校教諭二種免許状を取得できるダブル免許プログラムも実施しています。
取得可能な教育職員免許状
  • 中学校教諭一種免許状(理科)
  • 高等学校教諭一種免許状(理科)
  • 高等学校教諭一種免許状(農業)
  • 中学校教諭二種免許状(技術)*1
  • 小学校教諭二種免許状*2
  • *1 履修には条件があります。
  • *2 小学校教諭二種免許状を取得するには費用が発生します。

メッセージ動画「理科・農業の教員を目指すあなたへ」

理科教育コースはここがスゴい!①

1年次より農学と教職の本物に触れる学びがスタート

理科教育コースでは、児童・生徒に自然科学の面白さ・奥深さをいきいきと伝える、そんな教員になることを目指した本物に触れる学びを大切にしています。同時に4年間の学びを通して時代に即した「教えるスキル」も高めていきます。

学内施設を利用した農学部の学び

キャンパス内にある農場を利用した「フィールド実習」は、農学部でなければ体験できない自然そのものに触れる学び。理科室を模した学内実験室で行われる「生物実験スキル」や「化学実験スキル」は、中学校や高等学校の理科で扱う実験や観察の正しい技術と指導法が身につきます。

教員としての実践力を培う学び

1年次の「参観実習」に始まり、2年次の「学校体験活動」や「介護等体験」、3年次の「教職インターンシップ」。4年次の「教育実習」に向けて、教育現場での実践力を培う学びがステップアップしていきます。

学生同士で切磋琢磨する学び

理科や農業の指導法、「教職実践演習」などの教職科目では、学生自身が先生役となり模擬授業を実施。3年次には1時限分(50分)を一人で担当することが目標です。授業後に生徒役の学生と活発な議論を交わし、同じ志をもったクラスメートと切磋琢磨しましょう。

学びの仕上げとしての教材研究

4年次の「教材研究概論」、「教材研究」は4年間の学びの総仕上げ。自分の研究テーマを決めたら指導担当教員とディスカッションしましょう。深い学びの成果は教材研究レポートにまとめ、プレゼンテーションに臨みます。
令和7年度の教材研究テーマの例
  • 動滑車と定滑車の混同を防ぐ力学的仕事観察教材の開発
  • 虹の見え方を可視化する模型と平等な学習機会の提案
  • 嗅覚を活用した炎色反応の理解を助ける教材の研究~匂いのする炎色反応固形燃料~
  • 鉄と硫黄の化合実験における課題と実験方法の改良
  • リゾフレームシステムを活用した植物根の観察・実験の教材開発
  • かき氷機を用いた簡便な植物薄切標本の作製法および観察法の開発
  • 銀河系における地球の位置理解を促す教材の開発~1年を通した天の川の見え方の違いから~
  • 海溝型地震による津波の特徴を理解させる教材開発と授業実践
令和6年度の教材研究テーマの例
  • 小学校3学年「身の回りの生物」単元における身近で多様な生物とかかわりあう中で気づきを得る授業づくり
  • 空の色の見え方を可視化する教材の選定と波長の違いによる散乱現象の可視化
  • 中学校第2学年「電流」単元におけるポテンションメーターを用いた測定誤差軽減の検証
  • 物質量「mol」の概念を分かりやすく伝える為の教材の研究
  • 「血液凝固」に関する教材研究 ~酵素反応の視点からの実験指導法の検討~
  • カロテノイドに関する認知度調査およびカロテノイドの理解を促す教材の検討
  • 両生類の発生に関するデジタル教材の作成
  • 液状化現象の可視化
令和5年度の教材研究テーマの例
  • 力学台車を用いた力の分解と可視化
  • モーターの仕組み~クリップモーターの工夫と探究学習~
  • 高校化学におけるアミノ酸の電気泳動実験
  • 硝酸銀水溶液と銅の反応による銀樹の生成-銀樹の安定的な保存方法の検討-
  • 「ダイコン栽培」に関する教材研究 ―施肥量と間引きが生産量に与える影響
  • 「窒素固定」に関する教材研究−イシクラゲの窒素固定能の評価とマメ科植物2種の根粒観察
  • メダカを用いた骨格透明標本の作製
  • 星の一日の動きにおけるICT機器の活用

理科教育コースはここがスゴい!②

専門性と指導力、実践力。三者を無理なく磨けるカリキュラム

教科に関する専門的な学び、教職に関する学び、実践力を培う学びの3つの柱をもとに、それぞれの学びをバランスよく配置したカリキュラムを設定しています。理論と実践、その両者を偏ることなく学んでいくことが大切です。

履修モデル

学年 教科に関する科目 教職に関する科目 実践力を培う科目
1 生物学B、化学B
基礎生物学実験、基礎化学実験
フィールド実習A など
教育原理、教職概論
学習・発達論、日本国憲法
など
参観実習
学校体験活動A
2 物理学、地学、物理学実験
地学実験、生物統計学B
理科指導法I、II など
教育方法・技術論、特別支援教育
教育の制度と経営
ICT活用の理論と方法など
介護等体験
3 生物実験スキル、化学実験スキル
理科指導法III、IV など
教育課程編成論、
道徳教育の理論と方法
教育相談の理論と方法など
学校体験活動B
教育インターンシップ
4 教材研究概論、教材研究など 教育実習、教職演習A
教職実践演習など
 
  • この履修モデルは中学校、高等学校教諭一種免許状(理科)を目指す学生向けです。理科教育コースでは高等学校教諭一種免許状  (農業)、中学校教諭二種免許状(技術)も取得可能です。技術科の取得については履修条件があります。
  • 小学校教諭二種免許状は「ダブル免許プログラム」により取得可能です。「ダブル免許プログラム」には受講料が必要になります。

理科教育コースはここがスゴい!③

理科教育コースをもっと知るためのQ&A

Q:【免許】理科と農業の教員免許状の同時取得は可能ですか?
A:可能です。近年、理科と農業の同時取得希望者は増加傾向です。2025年度入学生では半数以上が同時取得を目指しています。
Q:【免許】理科と中学校教諭二種教員免許状(技術)の同時取得を希望していますが、どのような履修スケジュールになりますか?
A:入学年度によって履修スケジュールが異なります。また履修条件もありますので、教職担当教員に確認をしてください。
Q:【免許】小学校教諭二種教員免許状の取得も希望しています。
「ダブル免許プログラム」とは何ですか?
A:玉川大学の通信教育課程を受講することで、小学校教諭二種免許状の取得に必要な学修を進めるプログラムです。夏季、および春季休暇中に行われる講義を履修しますので、通常学期の学修には干渉をしません。受講希望者は入学後に登録手続きをする必要があります。また受講にあたり別途、受講費用がかかります。
Q:【教員】理科教育コースの先生について教えてください
A:理科教育コースには、生産農学科で主に教鞭をとる3名(有泉教授、勝尾教授、中村准教授)と先端食農学科の講義も担当する1名(佐治教授)の計4名の教員が所属しています。
Q:【教員】理科教育コースの先生を一言で言い表すなら?
A
有泉教授
  • 優しい、おちゃめな先生
  • 学生との距離感が素晴らしい
  • 学生の意見を尊重しつつ的確なフォローをしてくれる など
勝尾教授
  • しっかりしているお父さん
  • 厳しくも学生思い
  • 一つ質問したら100答えてくれる など
中村准教授
  • おっとり、面倒見がよい
  • 相談や話をよく聞いてくれる
  • 専門的な知識でのアドバイスをいただける など
佐治教授
  • 授業面白くて、学生思い
  • 距離感近くて話しやすい
  • 最後まで実験など手厚く指導してくれる など
(令和7年度卒業生アンケートより引用)
Q:【学生生活】部活動やサークルとの両立はできますか?
A:できると思います。実際に、体育会系の部活動、サークル活動と学業の両立をしている学生はたくさんいます。
Q:【学生生活】アルバイトは可能ですか?
A:学業の合間にアルバイトをしている学生はいます。塾講師や家庭教師など教育に関わるアルバイトをしている学生が多い印象です。
Q:【その他】出身県はどこが多いですか?
A:最も多いのが神奈川県です(約3割)。次が東京都です(約2割)。全在籍学生(2025年末)の77%は関東地方の出身です。他に、中部地方や北海道・東北地方、四国地方出身の学生も在籍しています。
Q:【その他】一人暮らしをしている人はどのくらい在籍していますか?
A:34%です(2025年末現在)。町田市や相模原市、川崎市など小田急線沿線に居を構えている学生が多いです。