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さいはての地にノハナショウブの変異を求めて

世界遺産の白神山地と、本州最北端の龍飛崎で野生のノハナショウブの開花調査をしました

ブナ林で大変有名な秋田県と青森県境の世界遺産、白神山地と、本州最北端の龍飛崎などに出向いて、野生のノハナショウブの遺伝資源探索を行いました。白神山地では山深いダム湖のほとりで稀に見る花色の系統を発見しました。また、龍飛崎では、海岸の絶壁に生えるノハナショウブを初めて発見することができました。海岸に近いので、これらの個体がいかにして塩に対して強い性質を獲得していったのか、など興味の尽きない調査研究を行うことができました。この研究は鳥取大学と弘前大学との共同研究で行われました。(植物機能開発科学領域、田淵俊人)


白神山地が海に突き出たあたりにも多くのノハナショウブを発見できた

白神山地の海岸線でノハナショウブの花色を調査する

霧のかかる龍飛崎に自生するノハナショウブ

初めて発見されたピンク色をしたノハナショウブ

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