玉川大学農学部 > News > コラムアーカイブ(2009〜2016) > 詳細

コラム

コラム一覧へ

食品企業に関する不祥事は何故未だに無くならないのか。

相変わらず食中毒事故、食品偽装は後を絶たないようです。我々、食品企業は付加価値生産性が低く、儲けの少ない業種といわれています。そのため、売れ残りを製品に再利用している企業は少なくないようです。又、床に落ちた原料でも、一旦加熱してしまへさえすれば製品として出荷する所もあります。食の安全安心に関しては、生産、流通、製造、管理、経営レベルで一丸となって取り組まなければならない一大テーマですが、元々利益が少ない上、昨今のデフレにより、関係者の給与は目減りし、モチベーションが上がりにくいようです。その一因は安価なものを求める消費者にあります。質の転換こそがこれらの課題に対する解決策ではないでしょうか。

このページのトップへ戻る