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体験授業より

「細胞の中のコミュニケーション」


体験授業の風景

去る8月24日(月)のオープンキャンパスで「体験授業フェア(3)」が各学部各学科で開催されました。生物資源学科では、「細胞の中のコミュニケーション」というタイトルで約45分間の体験授業を行いました。この授業は、私が担当している2年生の必修科目である分子生物学の講義をダイジェスト版として再構成したものです。

今回は、植物を例として、生物を細胞レベルで考えたときに、(ア)細胞の核とミトコンドリアや葉緑体の協力のもとで生命活動が進行されている事、(イ)「核とミトコンドリア」、または、「核と葉緑体」の協力関係=コミュニケーションが、うまく進まない時、植物の花粉の不稔化が起こったり、斑入りの葉が作られたりする事、(ウ)実際の応用例としての花粉の不稔化を利用したハイブリット種子生産がある事(エ)細胞の中のコミュニケーションの全貌の解明に向けて今後解決すべき点などについて、授業を行いました。授業後、聴講した高校生からは、この細胞内コミュニケーションの不具合により生じた植物の表現型の変化が遺伝するか否かについて等、踏み込んだ質問も飛び出しました。短い時間でしたが聴講者の皆さんには農学部で行われている実際の授業の雰囲気を少し味わってもらえたのではないでしょうか。

生物資源学科では、生物を地球上の重要な資源として利用するために必要な真理を理解する事を目標にしています。そのためには、生物の個々の生命現象を深く分析し、またそれを総合し理解する事が重要です。しかし、一つのことを理解する度に新たな疑問も次々と生まれるものです。この新たな疑問を解決するプロセスは、生命現象の秘密に迫る数々の難問と戦う厳しさもありますが、その道のりはとてもエキサイティングです。皆さん、玉川大学農学部で私たちと一緒に生命現象の秘密を探りませんか?

2009年8月30日
生物資源学科 遺伝子・細胞工学領域 准教授 肥塚信也

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